夏の高校野球新潟大会は15日、3回戦4試合が行われ、ベスト16が出そろった。好カードとなった新潟明訓と新潟産大附属の一戦は新潟産大附属が2回に一挙7得点を挙げ、7-2で勝利。新潟明訓を下した。また、新発田南はエース左腕小林が2試合連続で完封。第5シード上越を1-0で下し、ベスト16に名を連ねた。4回戦は18日に行われる。
【Aブロック】帝京長岡は新発田農と対戦 北越と長岡大手がベスト8の座をかけ対戦
2試合連続でコールド勝ちの第1シード帝京長岡に新発田農業が挑む。新発田農業の2年生エース遠山が帝京長岡打線をどう抑えるか。一方の帝京長岡は茨木・小林の二枚看板を温存しながらも、未だ無失点。新発田農業はロースコアに持ち込み勝機を見い出したい。昨夏覇者の東京学館新潟を破った長岡大手が前の試合の勢いそのままに北越と対戦する。北越は2試合連続コールド勝ちで34得点を挙げるなど打撃陣が好調。長岡大手は東京学館戦同様に終盤勝負に持ち込めるか。

【Bブロック】新発田南が第5シード・上越下し4回戦へ 私立校が敗れ公立校の争いに
2回戦で3-0で完封勝利した新発田南は第5シードの上越と対戦。エース左腕の小林佑がこの試合も好投。上越打線を完封し、1-0で4回戦進出を決めた。4回戦では新潟商業を8-3で下した長岡商業と対戦する。第4シード開志学園を破った十日町は、三条東と4回戦で戦う。私立校が全て敗れたことで、公立校がベスト4の座をかけて争う。
新発田南 010000000 1
上越 000000000 0
長岡商 200200040 8
新潟商 110000010 3

【Cブロック】新潟明訓破った新潟産大附属に勢い 日本文理は三条と対戦
2回戦で第5シードの六日町を破った新潟産大附属とノーシードの新潟明訓との対戦は2回に動いた。新潟産大附属は明訓の先発・権平を攻め、打者一巡の猛攻で一挙7得点。明訓は4回と5回に1点ずつを返すも、序盤の大量失点が響き、7-2で敗れた。4回戦で対戦するのは、村上桜ヶ丘。初戦で背番号10の渡辺がノーヒットノーランを達成し、3回戦では背番号3の渡邉とエースの赤澤が柏崎相手にわずか1失点。安定した投手陣が強力な新潟産大附属打線を抑え込むことができるかが注目だ。第2シードの日本文理は4回戦で三条と対戦する。打の文理は今年も健在で2回戦で23得点。3回戦で10得点を挙げている。一方の三条も2回戦、3回戦と安定した戦いぶりを見せた。2年連続ベスト8入りへ文理に挑む。
新潟明訓 000110000 2
新潟産大附 07000000× 7
柏崎 000000001 1
村上桜ヶ丘 10002030× 6

【Dブロック】中越と糸魚川は好カード 関根学園に佐渡が挑む
加茂暁星のエース真保を攻略した中越は4回戦で糸魚川と対戦する。バッテリーの山岸・中澤など2年生中心の糸魚川は3回戦で新発田中央に勝利して勢いに乗る。中越との一戦は注目の好カードだ。今大会未だ無失点の関根学園は佐渡と対戦。新潟県央工業の好投手・村井を打ち崩すなど、打線が好調の佐渡が関根学園の投手陣を攻略できるかが注目だ。

18日は4回戦8試合が行われ、ベスト8進出校が決まる。
【18日の試合予定】
《長岡市悠久山野球場》
帝京長岡―新発田農
北越―長岡大手
新発田南―長岡商業
《新発田市五十公野公園野球場》
日本文理―三条
三条東―十日町
村上桜ヶ丘―新潟産大附属
《柏崎市佐藤池野球場》
佐渡―関根学園
中越―糸魚川
(NST新潟総合テレビ)