愛知・名古屋市消防局で働く市原康之介課長。

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近年の気温の上昇に懸念を示していました。

市原康之介 課長:
全国各地で気温がどんどん上がっていく中で、熱中症患者数というのは、どんどん増えていくんだろうという懸念がある。

そこで独自に行っているのが、夏本番に向けた“熱中症危険度の見える化”です。

最高気温や暑さ指数などをパソコンに入力すると、その日の“熱中症のリスク”がグラフで表示されます。

この数値が60%を超えると、「熱中症リスクが高い日」となり、注意を呼びかけるという仕組みで、1週間分の予測を600以上の幼稚園や小中学校に提供しています。

市内の幼稚園にお邪魔してみると…

ひばり幼稚園 石田 副園長:
ーー指数はいくつになってますか?

先生:

きょうは12%です。

ひばり幼稚園 石田 副園長:
わかりました。では外での活動は、きょうできます。予定通り行いましょう。

特に小さな子どもたちは、大人と暑さの感じ方が違うため、“リスクが高い日”は、外での遊びを避けるなど判断がしやすくなっているといいます。

救急隊員として13年間、熱中症患者の応急処置などをしてきた市原さん。

市民や子どもたちの安全のため、活動を続けています。

市原康之介 課長:
少しでも熱中症患者が少なくなって、お子さんたちが安心・安全な日常生活を過ごしていただければなというところがあります。

これからさらに暑さが増していく中で、少しでも熱中症の患者を減らすため奮闘する市原さんの活動はあすも続きます。
(「イット!」7月8日放送より)