マンハッタンを一望
ニューヨークの新庄です。
360度見渡せるマンハッタンの絶景!地上70階の展望台・トップ・オブ・ザ・ロックが再開しました。ロックダウンにも耐えてきた子供たちに楽しんでもらおうと、夏休みの間は12歳以下の入場料が無料になっています。ニューヨーク市では新規感染者のうちニューヨーク市では新規感染者のうち5人に1人が市外からの旅行者で、観光業の本格再開にはほど遠い状況です。

蟹の叩き割り
ワシントンの瀬島です。
こちらはチェサピーク湾の特産品「ブルークラブ」です。海沿いの「クラブハウス」と呼ばれる専門店で、木槌で叩き割りながら食べるのが夏の風物詩。オールドベイというピリ辛のスパイスがきいていて、甘い蟹の身とよく合います。かき入れ時の夏休みですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、自宅で蟹を調理する人が急増、蟹の楽しみ方も大きく変化しています。

空港がガラーン
ロサンゼルスの益野です。
夏休みの真っ只中ですが、空港の中はこのようにガラーンとしています。現在、アメリカから東京への直行便は毎日出ているんですが、関西空港へは週に1便程度の臨時便しか出ていません。大阪方面へ帰りたいアメリカ在住者にとってはこの臨時便が貴重な存在です。その分チケットは非常に取りづらく、帰国を諦める人も出ています。

骨格標本もちょっと寂しげ
ロンドンの立石です。
自然史博物館に来ています。新型コロナウイルスの影響で3月から、閉鎖されていましたが、5日、再開しました。迫力ある鯨の骨格標本などが有名でいつもの夏休みなら、見学にきた子供達であふれかえるのですが、今は入館者数が大幅に制限されています。観光客も戻っておらずロンドン中心部は静かな夏休みとなっています。

特別な夏
パリの石井です。
セーヌ川沿いで日光浴を楽しめることで毎年人気の「パリ・プラージュ」。今年も始まり、パリ市民が日光浴を楽しんでいますが、こちらの看板に「特別な夏」と書かれているように、椅子と椅子の間には距離が取られています。遊具を利用する際には、消毒用ジェルできちんと消毒。近場で過ごす夏休みもまさに「特別な夏」となっています。

海の上で優雅に
イスタンブール清水です。
今年の夏休みはエーゲ海や地中海で こうしたヨットなどを楽しむ人が増えています。レンタルなので中流層でも手が届き、 海の上で感染リスクを避けて過ごせることなどが人気の理由です。外国人観光客が戻らない中、トルコ国内の利用者は去年より4割増えていて、ヨット業界は 赤字は回避できると見込んでいます。

貸しコテージが人気
モスクワの関根です。
この夏、郊外にある貸しコテージの利用者が増えています。新型コロナウイルスの影響で海外に行けなくなった人の需要が高まり、去年と比べて35%アップ、予約は8月末までいっぱいです。
元々ロシア人は、週末にダーチャと呼ばれる別荘で過ごす習慣がありますが、コテージはダーチャを持っていない子育て世代に大人気となっています。

北京の木村です。
高速鉄道などの発着駅、北京南駅からは地方に向けて出発する多くの人の姿が見られます。夏休みシーズンに伴い、旅行熱も再燃し始めています。大手のネット旅行予約会社によると、一番人気の都市は「中国のハワイ」と呼ばれる海南島の三亜市だということです。出入国が制限される中、国内旅行が新たなトレンドになっています。

“英雄の街武漢への旅”?
上海の城戸です。
ここ武漢の観光地・黄鶴楼には他の地域からの観光客が戻りつつあります。中国メディアは英雄の街武漢への旅と報じていて、経済復興につなげたい狙いがあるとみられます。新型コロナウイルスが最初に拡大したこの武漢が中国人の夏の人気の旅行先になるか、注目されています。

五つ星ホテルの生き残り戦略
バンコク支局の佐々木です。
外国人観光客が今も入れないタイでは、普段は割引をしない五つ星のホテルが、国内のお客さんを一人でも多く獲得しようと続々と格安プランを提供しています。価格も5割引きはざらで、プランによっては6~7割引きのものも。海外旅行に行けない富裕層には特に好評で、ホテル各社が生き残り戦略を次々と打ち出しています。

長雨でステイホーム
ソウル熱海です。
例年夏休みの子供たちで賑わうビーチは、ご覧の通り閑散としています。これは新型コロナウイルスのためではなく、ソウル周辺で45日間も続く記録的な長雨の影響です。テントやパラソルを2メートル間隔で設置するなどの感染防止策も必要無い状況です。韓国の夏休みはコロナより雨によってステイホームとなっているようです。

【執筆:FNN海外特派員取材班】