2024年も夏は猛暑と予想されている。名古屋の家電量販店ではエアコンの売れ行きが好調だが、電気代も気になる。エアコンの電気代を節約して使う方法や、エアコンだけに頼らない暑さ対策を、生活支援サービスを提供する「ベンリー」に同行して、教えてもらった。

名古屋市東区の家電量販店「エディオン メッツ大曽根店」には、50機種以上のエアコンが並んでいる。今年2024年は、暑さの影響で例年より早い時期から売れているという。

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エディオンメッツ大曽根店 武田あかね家電リーダー:
前年と比べて約2割増しくらいで需要が高まっております。先週あたりからお客さまが増えてまいりました。

人気は省エネをアピールするエアコンだ。電気代を節約したいという相談が多いという。

エディオンメッツ大曽根店 武田あかね家電リーダー:
例えば省エネタイプモデルですと、普通の機種と比べて約9200円くらい年間で安くなる。ちょっとでも電気代が安いモデルが欲しいというお客さまも増えてまいりました。

家計を悩ませる電気代の値上げ。中部電力ミライズは5月30日、さらなる値上げを発表した。国の補助金の廃止もあり、6月の使用分から平均的な家庭で、346円高くなるという。

30代主婦:
前回値上がりした時も結構きつかったので、また上がるとなるとだいぶきついですね。

20代学生:
1人暮らしをしているので、抑えめに使おうかなと。

70代女性:
なるべく節約生活して、なるべく我慢して。でもこの暑さでは仕方ないです。

気象庁の3か月予報では、2024年の夏も猛暑の見込みで、エアコンを賢く使う必要がありそうだ。

エアコン掃除の依頼を受けて、三重県桑名市の住宅を訪れていたのは、全国で生活支援サービスを提供する「ベンリー」だ。

ベンリーコーポレーションの大川眞也さん:
何年ぐらい掃除されていないですかね?

依頼者:
3~4年ぐらいです。夏暑くなるのでエアコンの頻度も高くなると思うんですけども。孫が今1人いるんですけど、2人目が夏に生まれますので。ちょっと汚れが気になるかなと思っていましたので。

しばらく掃除していないというエアコン。自動掃除機能があるものでも、フィルターのみを掃除する機種が多く、内部が汚れていることが多いという。

エアコンのカバーやフィルターを外し、高圧洗浄機で内部の汚れを取り除く。

掃除が終わると…。

ベンリーコーポレーションの大川眞也さん:
汚れがこんな感じになっていまして。

依頼者:
わぁーすごいね!びっくりですね。こんなに汚れてたのね。やっぱり見た目では分からない。

ベンリーコーポレーションの大川眞也さん:
汚れが取れると効きがよくなりますので、定期的に汚れを取っていくことでエアコン効率も上がりますし、節電にも繋がりますので。

依頼者:
夏に日が高くなると日差しが入るんですね。南向きですから暑いんですね。それも防いでもらえた方がいいかなと思って。

夏の日差しで部屋が暑くなるのを防ぐため、2か所の窓にシェードを設置した。

ベンリーコーポレーションの大川眞也さん:
シェードをすることによって光が遮られて中が熱くなりにくくなって、節電にも繋がってきます。

この他にもすだれをつけるなど、エアコンだけに頼らない暑さ対策も整えた。

依頼者:
(暑さ対策も節電も)バッチリ、いいかと思います。孫と快適に過ごせれば。

(東海テレビ)

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