学校から出てきたのは、高校三年生の小谷理人(こたに・りひと)さん。
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実は小谷さん。“高校生”は別の顔“も持っている。ついて行くと…。
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小谷理人さん:
僕が普段研究を行っている場所です。
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そこにあったのは研究室だ。
小谷さんは、ここで外国人観光客が、日本で「食」を安心して楽しむためのアプリを開発している。
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小谷理人さん:
海外だとヴィーガンやベジタリアンだったら、ベジタリアンマークがついていたりするんですけど、日本の場合だと、原材料表示がわかりにくいという課題がある。
日本を訪れる観光客にも数多くいる「ベジタリアン」や「ヴィーガン」。
そこで小谷さんは、原材料が一目で分かるアプリを開発した。
小谷理人さん:
日本の食文化って魅力的じゃないですか。食品購入における壁っていうのを、一切排除したい。
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10歳から4年間ミャンマーで生活した小谷さん。
友人が日本を訪れた際、どんな材料が使われているか分からず苦労した話を聞き、中学3年生でアプリ開発を始めた。
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事前に食べられない食材を登録してアプリでラベルをみると「赤い表示がある商品は食べられない」と、一目でわかるようになっている。
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小谷理人さん:
(数十年後には)原材料表示を見なくても判断できるとか、このアプリの必要性がない社会をこのアプリを通して作っていければと思う。
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外国人観光客が増える日本。
日本の食の魅力をより感じてもらうため、奮闘する小谷さんの研究はあすも続く。
(「イット!」5月28日放送より)