24日は、群馬県の各地で真夏並みの暑さになった。
桐生市で、最高気温が猛暑日に迫る34.1度まで上昇し、2024年に入って全国で1番の暑さを観測した。
「もうギラギラ。夏、耐えられなさそう」
また前橋市では、気温が真夏並みの32.7度まで上昇。
日差しを避けるように頭にタオルをかけ、小型扇風機を使う女性は、「もうギラギラ、めっちゃ暑い。夏、耐えられなさそう」と話した。
一方、栃木・宇都宮市では、地面が“ゆらゆら”とゆがんで見える陽炎(かげろう)が発生した。
強い日差しで地面が熱くなると起きる現象だ。
東京・お台場の砂浜にも、太陽が照りつけた。
東京都心は最高気温29度と、2024年になって1番の暑さになり、砂浜には多くの子どもたちが、ひざまで海につかっていた。
水遊びをする母親が「楽しいですか?」と話しかけると、男の子は満面の笑みで応えていた。
砂浜を見渡すと、全身真っ黒に日焼けした人たちがあちこちに見られた。
水着姿で日焼けをするカップルの男性が「そろそろ松崎しげるを超えてもいいんじゃない、と言われる」と笑うと、女性は「(目指す肌の色は)小麦肌」と答えた。
また、昼から4時間の日焼けを予定しているという別の男性は、目標を聞かれると、「パープルブラックです。絶えずテーブルの上には鏡があって、見るたびに映った自分にほれちゃう」と話した。
午後1時半には、練馬で最高気温が30度を超え、都内で2024年初の真夏日に。
東京消防庁管内では、午後3時までに、熱中症とみられる症状で3人が救急搬送された。
電気料金値上がりも愛犬にエアコン必須「限界…」
この季節外れの暑さは、深刻な問題も引き起こしていた。
エアコンや扇風機などに使う電気料金が6月の使用分から400円ほど値上がりする見通しとなっており、そこに暑さが直撃した形だ。
都内の団地で愛犬と暮らす女性は、「何事も値上げと言ったら、カチンと来る。クーラーがなくてはいられない、この東京では」と切実だ。
犬の体調管理のために、気温30度を超えたら、エアコンは昼夜問わず常に稼働させるという。
さらに女性は「冷房やクーラーや扇風機は(愛犬に)欠かせない。違うところで節約します。絶対に真夏の暑い30℃を超えたら、つけないと…。電気料金が上がっても、これだけは仕方がない。本当に苦しい。もう本当に限界。何を切り詰めればいいの、これ以上って感じ」と話した。
(「イット!」 5月24日放送より)