茨城・東海村で、3歳の女の子を洗濯機に入れ、洗濯機を回してケガをさせたとして、女の子の母親と交際中の男が、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。女の子は意識があり、命に別条はない。男は警察の調べに対し黙秘しているという。
「傷害」からより重い「殺人未遂」に切り替え
幼い女の子を洗濯機に押し込め、スイッチを入れるという、鬼畜のような犯行に至るまでの、男の行動が明らかになった。
この記事の画像(23枚)19日、カメラに気づき、驚いた様子を見せる金髪混じりの男は、交際相手の3歳の娘にケガを負わせ現行犯逮捕された、舛井英明(ますい ひであき30)容疑者だ。
舛井容疑者の罪名は20日、「傷害」からより重い「殺人未遂」に切り替えられ、身柄が検察庁に送られた。
茨城県東海村で、交際相手の20代の女性と、その娘と同居していたとされる舛井容疑者。
捜査関係者によると舛井容疑者は交際相手の娘を縦型洗濯機に押し込んでフタを閉めたという。
その上で操作ボタンを繰り返して押し、洗濯機を動かしたり、止めたりしたとみられている。
舛井容疑者に抱えられるように入れられたという3歳の女の子。この時、洗濯槽には水が溜まっていた状態だったという。
「狭い空間」に女の子は閉じ込められていたとみられる。
飲酒後に犯行 過去にも女児に虐待か
女の子の母親が舛井容疑者の犯行を発見し110番通報し、かけつけた警察官により舛井容疑者は現行犯逮捕された。
洗濯機に押し込まれた女の子は、発見当時意識があり、命に別条はなかったが、両足の膝から下を中心にあざがあり内出血をしていたという。
その後の調べで、舛井容疑者は犯行前、周辺の居酒屋で酒を飲んでいたとみられ、犯行に至った19日の午前8時40分頃も酒に酔っている状態だった。
さらに、舛井容疑者これまでにも虐待を加えていた可能性があり、女の子の母親が「舛井容疑者は過去にも女の子に虐待をしていた」と話していることがわかった。
一方、舛井容疑者は調べに対し容疑を否認しているという。
警察は、舛井容疑者が女の子に日常的に虐待を行っていたのか、また、同居する女の子の母親への暴行があったかも含めて、調べを進めている。
(「イット!」 5月20日放送より)