5月の第2日曜日は「母の日」。
今年は5月12日が母の日だったが、子どもたちがお母さんのために立ち上げたある“部屋”が、X(旧Twitter)で話題になっている。
こども部屋に張り紙が。何作ってるのかな~ 楽しみ #母の日
日々感じたことをエッセイ漫画にして紹介している峯鳥子さん(@minetoriko)が投稿したのは、中学生と小学校高学年だという姉妹の部屋のドアの写真だ。
ドアには手書きの“貼り紙”があり「関係者以外立入禁止」との警告が見えているのだが、そこには「母の日プレゼント製作執行本部 」の文字が!
物々しい“警告文”かと思いきや、ほっこりしてしまうかわいい内容だ。これには「執行本部立ち上がってる〜」「わくわくする貼り紙ですね」「もはやこの張り紙がありがたいプレゼント」などのコメントが寄せられ、4万件を超える「いいね」がついている(5月21日現在)。
この後、姉妹からプレゼントされたのは、様々なアイテムが何重にも詰まった「サプライズボックス」。
箱を開けるにつれてお菓子やハンカチといったプレゼントが次々に登場し、最後にはカーネーションの花が現れ、峯さんは「楽しいものを作ってくれてありがとー」とコメントしていた。
さらに、娘さんたちからは他にも、手動式のミルで挽いたコーヒーや、手作りの夕食など、嬉しいプレゼントが贈られたそうだ。
嬉しいサプライズへの期待が高まる貼り紙だが、これまでにも「プレゼント製作執行本部」が立ち上がったことはあったのだろうか?峯さんに母の日当日のお話を聞いてみた。
「サプライズ大成功〜」とにっこり
――娘さんたちはどんな子?
姉妹で家庭内イベントを盛り上げるのが大好きで、例えば冬至の時などは毎年「ゆず湯」の張り紙を作って、風呂場のドアに貼ってくれたりしています。
――サプライズへの期待が高まる「製作本部」は、これまでにも立ち上がったことはあった?
「執行本部」が立ち上がったのは今年が初めてです。これまでも、カーネーションや既製品をプレゼントしてもらったことはありますが、手作りは初めてです。
後から聞いた話ですと「今年の母の日のプレゼントはどうしようか?」と姉妹で密談していた時に、次女が「凝ったものがいいね」と言い、長女が「いい案はないかな」とネット検索していたら、100均の箱で作れる「サプライズボックス」を発見して、2人でそれを作ろうと決めたみたいです。
――貼り紙を見つけた時、プレゼントを受け取った時、どう思った?
貼り紙を見た時は、すごくワクワクしました!部屋の中は絶対に覗かないでおこうと思いました。
何を作っているのかは秘密でしたので、最初リボンで巻かれた箱をプレゼントされた時は「中に何か手作りのグッズが入っているのかな?」と思いました。開けてみたら、箱自体に仕掛けがしてあったので とてもびっくりしました!最後にカーネーションが現れる演出はロマンティックですよね。娘達の心がこもっていて嬉しかったです。
――プレゼントを渡してきた娘さんたちの反応は…
ちょうど昼時に完成して、子ども部屋から出てきて 「じゃじゃーん!」「お母さんいつもありがとう!」と姉妹で渡してくれました。
私が仕掛けに驚いているのを見て、娘達も「サプライズ大成功〜」と喜んでいました。
――気になる「執行本部」、こっそり覗いてみた…なんていうことはない?
母の日当日の朝食の後、いつもならリビングにいる娘達の姿が見えなかったので、子ども部屋まで様子を見に行ったら扉の前に張り紙がしてあったので、嬉しい気持ちでそのまま引き返しました。それが10時頃だったと思います。私も、夫も、子ども部屋はのぞいていません。楽しみに待ちました。
お昼ご飯のタイミングで娘達からプレゼントを渡されたのが12時過ぎだと思うので、2〜3時間「執行本部」は立ち上がっていたことになります。
――では、娘さんたちのプレゼントは、完全に“サプライズ”だった?
夫も何を作っているのかは知らなかったみたいです。プレゼント作りに関しては、夫は手を貸したりせず、娘達の自主性を重んじていました。
前日に、姉妹で買い物に出掛けていたので、今思えば、プレゼントに必要は物を買いに行っていたんですね。買ったものは私に見られないよう、子ども部屋に隠していたようです。内緒で準備していました。
――投稿への反響について…
多くの方に温かいコメントといいねをいただき、とても嬉しかったです。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。
こども部屋に張り紙が。何作ってるのかな~😊楽しみ #母の日 pic.twitter.com/xRckHl92wd
— 峯鳥子のエッセイ漫画 (@minetoriko) May 12, 2024
娘さんたちの「製作本部」で作られた、愛情たっぷりのプレゼント。お母さんにとっても忘れられない、嬉しい母の日になったようだ。