5月14日「母の日」にプレゼントを贈った人も多いと思うが、中学生の息子から思いがけない“サプライズプレゼント”を受けとった母親のエピソードが、Twitterで話題になっている。

入浴中の息子「俺のパンツ持ってきてくれ〜!!」
私「なんで手ぶらで風呂入るんじゃ!自分で持って来い!」
息子「いいから早くしろ〜!!!」

そして渋々パンツの入ってるタンス開けたらコレ入ってた…

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投稿したのは、Twitterユーザーのメテ子(@extrmmtkchan)さん。

14日夜、入浴中だった中学一年生の次男から「パンツを持ってきて」とお願いされ、クローゼット(タンス)を開けたメテ子さんが見たのは…ラッピングされた赤いカーネーション!

メテ子さんによる発見当時の「再現写真」
メテ子さんによる発見当時の「再現写真」

息子さんのために渋々パンツを取りに行くと母の日のプレゼントが置いてある、という斜め上な仕掛けにメテ子さんは思わず感涙。

Twitterにも「そういうサプライズできる息子さんイケメンすぎます‥!!」「素敵なお母様なんだなってのはもちろん、息子さんのセンスが素敵です」「大声で喜んでパンツ持っていかずにキャッキャしちゃう!」などのコメントが続々寄せられ、9万1000件を超える「いいね」がついた(5月23日現在)。

「粋な事をしやがる…」と嬉しさが込み上げてきた

そんな中、「もし仮に本当にパンツが欲しくて言ったら隠してた花バレたとかだったら可愛すぎるなww」というコメントも。お風呂上がりに直接手渡しで渡そうと隠していたプレゼントを、うっかりお母さんに見つけさせてしまった?そんな可能性は実はメテ子さんも「考えてた」そうだが…

お母さんへの感謝を込めたプレゼントに少々野暮かもしれないが、このサプライズ演出の真実は?お母さんのメテ子さんと、息子さんにお話を聞いた。

まずは、メテ子さんから。

メテ子さんが描いた“図解”
メテ子さんが描いた“図解”

――カーネーションを見つけた時、どう思った?

クローゼットを開けた時に真っ先に目に飛び込んできた赤い物体ですが、一瞬それが何だか認識できず、学校で作ったものかな?と思い手に取ると、工作などではなく本物のカーネーションであったため、こんな場所に置いたら枯れちゃう!と思いながらも徐々に、粋な事をしやがる…と嬉しさが込み上げて来ました。


――息子さんの“サプライズプレゼント”の真相は…?

今回の一件は、息子が「どうやって渡そうか…」と考えるも良い方法が見つからず、このままだと日付が変わってしまう…そうだ、ちょうどパンツを忘れたので取りに行ってもらう時にそのまま渡す形にしよう。との本人談でした!
私も、そうではないか?と睨んでいたので、その通りだった事に思わず爆笑してしまいました!

リビングに飾っているというプレゼント。右のピンク色のカーネーションは長男からのプレゼント
リビングに飾っているというプレゼント。右のピンク色のカーネーションは長男からのプレゼント

――プレゼントを受け取ったあと、息子さんとはどんな会話があった?

プレゼントを受け取ったあとは「ありがとね」との私の言葉に「え?知らんよ?」とすっとぼけていましたが「綺麗なカーネーションだねぇ」と言うと「でしょ??」と満足気に笑っていました。数日経っても「水あげた?」とカーネーションを気にしてくれていました。

2年前にも“サプライズ”が…

――これまでの母の日には、どんなプレゼントがあった?

これまでの母の日は、まだ息子が小さかった頃は手紙をもらったり、2年前の母の日には一輪のカーネーションを貰いました。

忘れもしないその日、長男と次男が子ども部屋で「自分で渡せよ」「やだよ〜」と会話しているのが聞こえたので、えっ?母の日サプライズ!?…聞かなかった事にして、期待しつつ、しれっとリビングに居たら、しばらくして息子が「出し忘れてごめんなさい」と給食当番の白衣を出してきたエピソードがあります。その翌日、一輪のカーネーションがリビングに飾ってありました。こちらの話も、2年前にツイートしたところ大きな反響を頂いたものです。


――お母さんから見て、息子さんはどんな子?

次男は中一なのですがまだまだ幼い部分があり、私が外出に誘うとついて来てくれます。しかし冷静に周りを見ており、大人ばりの視点で物事を分析する一面もあり、衝動的に行動しがちな私に「やめた方がいいんじゃない?」と制止する場面もあります。


――投稿への反響について…

パンツ取ってきて〜からのカーネーションの流れが個人的に面白かったので、皆様にも笑いをお届けしようとしたツイートでしたが、思いのほか感動された声が多く、恐縮しております。変わった事が大好きな家族なので、これからもおかしなエピソードがあると思います。期待して頂ければ嬉しいです。

息子さん「勝手にママが感動していた」

続いて、息子さん。


――改めて、この“サプライズプレゼント”のアイデアについて教えて

ヤバい、母の日だ。と思って、(離れて暮らす)パパに「お金払うからカーネーション買ってきて」とお願いしました。ちゃんと代金を払ったので自分からのプレゼントとして成立しました。 サプライズのつもりは無かったです。勝手にママが感動していました。でも喜んでくれて良かったです。


――お母さんのリアクションを見て、どう思った?

泣き虫だなぁと思いました。

お父さんの協力も得ながら、メテ子さんが留守の間にカーネーションを用意したという息子さん。

息子さんは普段からたまに手ぶらでお風呂に入ってしまうことがあり、そんなときは「おーい!パンツ!おーい!シャツ!」とメテ子さんを呼ぶこともあるそう。そのため、今回メテ子さんは「もしかして、プレゼントが隠されているかも…」と疑うことなくクローゼットを開けたそうだ。

「勝手に感動していた」という少しクールな感想も面白い息子さんからのプレゼントだが、お母さんの心にはばっちり刺さったよう。メテ子さんにとって、今年も忘れられない母の日になったに違いない。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。