大学4年生のときに、難病「遠位型ミオパチー」と診断され、その4年後に車いす生活となった織田友理子さん。
「大学に入った頃から足元がおぼつかなくなってしまい、『遠位型ミオパチー』という病名がつきました。
『こんなにトイレを探すのが大変なのか』などと不便を感じながら車いすに乗り始めましたが、情報をきちんと得ることができれば、日本でも世界でも行けるところがあることを知りました」
みんなで作るアプリ「WheeLog!」
遠位型ミオパチーは、手足から全身の筋力が低下していく難病で、織田さんは今、首から下が動かせない。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/b/700mw/img_bb259c3d41093ac40b8097ccf8005487481776.jpg)
少しずつ病気が進行する中、25歳で結婚し、男の子を出産した。
患者会を発足し、治療薬の開発を国に求めるなど様々な活動を続けていた。
この世界初となる「遠位型ミオパチー」の治療薬は、15年に渡る活動が実り今年3月に国内で薬事承認された。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/0/7/700mw/img_07d8636630ae9dd67a16451f58c8d79d484548.jpg)
2017年には、車いす生活でも安心して外出できるよう、みんなで作るバリアフリーマップのアプリ「WheeLog!」をリリースした。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/5/6/700mw/img_56ac1cb4cf6b2721d839b4e1f18e8391634140.jpg)
エレベーターの設置場所が表示されるなど、世界62カ国で10万回以上ダウンロードされている。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/5/7/700mw/img_57cdb42fd249d5061b6e8934fac0610c458071.jpg)
大阪市の大阪明星学園で行われたイベントでは、生徒が車いすで校内をまわり、エレベーターやスロープの情報をアプリに投稿した。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/c/4/700mw/img_c4d78b92f72a099e6aec6a9776bb8eae442193.jpg)
生徒は「健常者と障がい者をつなぐという面で、とても良い機能だと思います」と話す。
みんなの力で優しい世界を作ろう。
![](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/a/0/700mw/img_a0ccca9b5cfeddd19a3c05da7160f6b1536544.jpg)
織田さんは「どんな人でも、どんな状況でも人に手を貸すことができて、喜びを感じられる仕組みを構築したいと思いました。
みんなで社会、そして世界を変えていきたいと思っています」と語る。
NPO法人ウィーログ
https://www.wheelog.org
「フューチャーランナーズ~17の未来~」
フジテレビ 毎週水曜日22:54~23:00放送中(関東ローカル)
BSフジ 毎週土曜日 21:55~22:00放送中
■動画はこちらから
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/archive_289.html
■過去の動画一覧はこちら
https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/archive.html
SDGs
SDGsとは、2015年9月の国連サミットで、全会一致で採択された「持続可能な開発目標」。https://www.fujitv.co.jp/futurerunners/sdgs.html