5月1日に熊本・水俣市で開かれた伊藤環境大臣と水俣病被害者団体との懇談の席で、環境省側がマイクの電源を切って団体側の発言を制止した問題について、環境省の担当者が謝罪した。
担当者は5月7日に伊藤大臣から指示を受け、近く現地に出向き直接、関係者に謝罪する意向を示した。

伊藤環境相が直接謝罪するよう指示

この問題は5月1日、熊本・水俣市で開かれた伊藤信太郎環境大臣と水俣病の患者・被害者団体との懇談の中で、団体の代表の発言が長引いた際に、進行役を務めていた環境省特殊疾病対策室の木内哲平室長がマイクの電源を切って発言を制止したものだ。

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前代未聞の対応に団体側が抗議し、詰め寄ると、木内室長は「不手際、申し訳ありません」と現場では述べていた。

この問題について木内室長は7日に環境省で報道陣の取材に応じ、「発言の途中でマイクの電源を切ったことは適切ではなかった。関係者に不信感を与え申し訳ない」と謝罪した。

また、伊藤大臣から指示を受け、できるだけ早く現地・水俣市に出向き関係者に会って直接、謝罪する意向を示した。

(テレビ熊本)

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