長野県宮田村の銃撃事件で逮捕・起訴された暴力団幹部の男が2022年、水戸市で別の暴力団の男性を殺害した疑いで逮捕された。 男は当時、全国に重要指名手配されていた。警察は、事件の背景に山口組の分裂や離脱があるとみて調べている。
頭などを拳銃で撃ち、殺害した疑い
警察官に付き添われながら車に乗り込むマスク姿の男。
殺人などの疑いで茨城県警に逮捕された指定暴力団「絆會」幹部・金成行被告(55)。
この記事の画像(6枚)2021年1月、水戸市内の指定暴力団・六代目山口組系の事務所内で、40歳の幹部の男性の頭などを拳銃で撃ち、殺害した疑いがもたれている。
六代目山口組の分裂が背景か
金被告は、2020年9月に宮田村で暴力団関係者の男性を拳銃で撃って大けがを負わせたまま逃走していて、水戸市の事件が発生した時は、全国に重要指名手配されていた。
その後、2024年2月、宮城県仙台市のアパートに潜伏していたところを長野県警などに逮捕され、殺人未遂などの罪で起訴されている。
警察は、宮田村の事件も水戸市の事件も背景に六代目山口組の分裂や離脱があるとみて調べている。
(長野放送)