56年目を迎えた「ながさき県民の森」が2024年3月末にリニューアルオープンした。木のぬくもりを感じる遊具でお金をかけずに一日中遊べるとあって、大型連休を中心に家族連れに人気を集めそうだ。
県産スギ材を使ったアスレチック登場
「ながさき県民の森」は、長崎市と西海市にまたがる森林公園で東京ドーム80個分の広大な敷地に、森林の様々な情報を提供する「森林館」やキャンプ場・アスレチック広場もあり、緑豊かな自然を満喫できる。
1968年のオープン以降半世紀以上が経ち、壊れた遊具も多くあり安全性も指摘されていたことから2024年3月に新しく生まれ変わった。長崎県は約2億3000万円をかけて県民の森の初の大規模リニューアルを行い、遊具24点を新設した。
この記事の画像(10枚)県民の森の正面ゲートから入ると「キャンプ場」が見えてくるが、キャンプ場手前に新設されたのが「冒険広場」だ。
テレビ長崎 磯部翔:久しぶりのアスレチックを体験してみた。童心に帰ったみたいで楽しい。大自然を味わいながら体を動かすことができる。怖い・・落ちる!!でも楽しい!
冒険広場内には11種類のアスレチックが新設された。長崎県産のスギを使用している。
対象年齢は幼稚園から小学生高学年で、木材が多く使用されているため、木のぬくもり・香りを感じることができる。足元にはウッドチップ(木くず)が敷き詰められていて、クッション性があり、安心して子供たちを遊ばせることができるのは、パパママにもうれしいポイントだ。
遊びに来ていた小学4年生:楽しい。のぼったり他の木に飛び移ったりするのが楽しかった
母親:木のぬくもり、木の香りがとてもいい
雨でもOK 屋内でもアスレチック
「冒険広場」から車で5分、東ゲートから入る屋内施設の「森林館」も内部を大幅リニューアルした。天候を気にせず遊ぶことができる。
大型の木製遊具をはじめ、木のボールプールや巨大木琴がお目見えした。屋内遊具はすべて長崎県の材木=ヒノキを使っていて、木のいい香りが漂う中、靴下を脱いで遊べば、直に木のぬくもりも感じることができる。
利用者の声をいかして
リニューアルには、利用者の声がいかされている。長崎県は利用者にアンケートを実施、その声を受けて屋内のほか、キャンプ場の屋外にも「洋式トイレ」を設置した。
また森林館2階には乳児用の施設があり、赤ちゃん連れのお母さんのために「授乳室」も新たに作られた。床は畳敷きにして安全性にも配慮され、大人も子供もゆったりと過ごすことができる。
名古屋から帰省した利用者:登るアスレチックが楽しかった
母親:雨の日でも遊べるし、小学生も5カ月も一緒に遊べる 木もたくさん使われていていい
長崎県林政課 城山武彦さん:保護者さんも含めて自然の中で色んな体験を通して自然の大切さを学んでもらえれば。まずは(新型コロナ前と同じ来場者)14万人まで行ってその後伸ばしていけたらと考えている
大幅リニューアルした「ながさき県民の森」は赤ちゃんから大人まで、家族みんなで一日中楽しめそうだ。(ながさき県民の森 午前9時~午後5時 0959‐24‐0181)
(テレビ長崎)