東京都の新型コロナウイルスに関するモニタリング会議が開かれ、専門家から「収束の兆しが見えない」として、「複数人での密接な会話を伴う飲食を避けることが感染者減少につながる」との意見が出された。

国立国際医療研究センター 大曲貴夫センター長:
マスクを外して会食します、密に接触するところで会話をすると感染のリスクが高まることはよくよく知られている。飲み会とか会食とか複数の人で会食。それをいかに避けていくかが新規陽性者の減少につながる

このように述べた大曲氏は、全ての年齢層に感染が拡大し、20代と30代で約6割を占めるもで、40代と50代も全体の23・1%にのぼり、前の週より増えていると述べた。

さらに経路不明の感染者が緊急事態宣言下の最大値を2週連続で超え、東京消防庁の救急相談センターへの相談件数が、1・5倍に急増していることも明らかにした。

一方、東京都医師会の猪口副会長は、新規患者数の増加が長期間続いていることから「収束の兆しが見えないなか、医療従事者の緊張が続いている」と述べつつも「緊張というより疲弊と言いたかった」などと厳しい現状について心情を吐露した。

FNN
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