千葉県内の神社や寺院で相次いで見つかっている、謎の落書き。独自取材で、新たな被害が目撃された。警察の捜査が始まっている。
70代男性「バチ当たりなやつだね。わたしなんかその場で見たらぶっ飛ばしますよ」
70代女性「すごく腹立たしいですよね。信じられない」
千葉・市川市で、近隣の住民が口々に怒りを表すのは、地元で愛される神社・葛飾八幡宮で見つかった謎の落書き。
市の有形文化財に指定された門に書かれた、イエス・キリストの名前をかたり、意味不明な文章に見える落書き。
実は2023年9月、葛飾八幡宮から約3km離れた船橋市の寺院・明王院でも同じような謎の落書きの被害があった。
2つの落書きを比べてみると、「ほほえみかけられるほうだよ」というひらがなの内容が一致しているほか、どちらにも「キリスト」と書かれていた。
同一犯による落書きなのか。
明王院の住職は、「どういう意味で書いたのかもわからないし、どういう意図があって書いているのかもわからない。ほんとに気味が悪いっていうのと、また書かれるんじゃないかっていう不安がある」と話し、謎の落書きの内容についてはまったく心当たりはないという。
犯人の手がかりを探るべく、「イット!」が周辺の神社や寺院で聞き込みを続けていると、市川市若宮の八幡神社でも、落書き被害が新たに見つかった。
謎の落書きには、これまでの落書きにもあった「さらされてるコリアン」という意味不明な言葉が。
また、インターネット上で笑い声を意味する「W」の文字も使われていた。
被害を神社側に伝えると宮司は、「わざわざここに上がってこられてペンかなんかで書かれたと。ここは社殿ですので、神主の立場としては非常に悲しいことです」と肩を落とした。
はしごなどを使って登ったのか。謎の落書きは、約2メートルの高さにある社殿に書かれていた。
通報で駆けつけた警察は、落書き周辺の指紋や、社殿の上の足跡の採取を行った。
警察は、建造物損壊事件とみて、一連の謎の落書きとの関連についても捜査を進めている。
情報提供は、「047-370-0110(市川署)」、または「イット!」ウェブサイトまで。
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