桜が咲く春は入園、入学式のシーズン。成長の記念を写真にしっかりと残したい。ちょっとした工夫でワンランク上の写真にすることができる。
桜バックは「立ち位置と高さ」
撮影のコツを教えてくれたのは長崎県諫早市に住む丸山千晶さん。もともとは生後1カ月あまりの赤ちゃんを撮影しているニューボーンフォトグラファーだ。その縁が続き、子供たちの七五三や入園といった節目を写真に残してきた。
この記事の画像(10枚)大村市の林田さん一家が今回の依頼主だ。長男・真昊くんが生後約30日のときから撮影を依頼している。この春、小学校に入学するピカピカの1年生の長女・未来ちゃんが今回の主役。
母・郁未さんがスマートフォンで撮影に挑戦!満開の桜と共に、娘の晴れ姿をスマートフォンに残すことにした。枝が見えやすい桜はちょっと難易度が高いと話す丸山さん。ポイントは「立ち位置と高さ」だという。
背景は木の下ではなく、枝の近くを選ぶ。さらに子供の目線までしゃがんで撮影するのがコツだ。
小さい子供だったら桜のところに「高い高い」などをして背景を桜いっぱいにすると、それだけでかわいく撮れる。
さらに大事なのが「声かけ」だ。「何を食べたい?」「何して遊びたい?」といった撮影前の声かけひとつで表情も豊かになる。
丸山さんから指導を受けた林田さん。写真の出来栄えに「工夫すれば普通のカメラ写真みたいに撮れてびっくりした。こんなに違う写真になってうれしい限り」と笑みを浮かべる。
丸山千晶さん:素敵にかわいく撮りたいから「ちょっとそこ止まって!」と言いがちだが、撮ってる方も撮られる方も「わー、いいね!」という気持ちが撮った写真から溢れ出てくる。“ママも子供も全力でその時間を楽しむ”を一番優先してほしい。
雨の日は「横から、傘を後ろ目に」
雨が降っていた場合は、横から撮ったり、傘をちょっと後ろ目に担がせるのがポイントだ。「横から撮ると一生懸命歩いている様子を撮れるし、写真を撮るときだけ傘をちょっと後ろ目に担がせるとフォルムがかわいく見えやすい」とのこと。
さらに、撮るときの高さもスマホなら簡単に工夫できる。かがむのが大変だったらスマホを逆さにして撮るなどレンズが下に向くと、その分高さが下がるので子供の目線に近い形で写真が撮れる。
桜の季節も残りわずか。入園、入学前に子供の素敵な記念の一枚を!!
(テレビ長崎)