スニーカーのひもを緩く締めて、そのまま脱ぎ履きしている人は多いだろう。しかし、ビジネスシーンでは服装の多様化が進んでいるとはいえ、だらしなく見えるスタイルは避けたい。

そこで「洋服の青山」を展開する青山商事株式会社が、靴ひもを結んだまま楽に脱ぎ履きができ、さらにビジネスにも使えるスニーカーを発売した。

(出典:青山商事)
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同社は2021年から、スポーツウェアでも使われる素材を採用した、ビジネスからカジュアルまで使える「ゼロプレッシャースーツ」を展開している。そして3月26日、このシリーズから「ゼロプレッシャースニーカー」を発売した。

このスニーカーは、履き口にスキューバダイビングのウェットスーツなどに使われる、ストレッチ性の高いネオプレーン生地を使用し、靴ひもを緩めることなく楽に脱ぎ履きできるという。

また、インソールにはふんわりとしたクッション性の高い素材を使うことで、履き心地が良く、長時間の歩行でも体への負担を和らげるとのことだ。

(出典:青山商事)
(出典:青山商事)

カラーは「ブラック/ホワイト/グレー/ブラック×ホワイトソール」の4色で、サイズはS〜LLの4種類。価格は5390円(税込)だ。

たしかに履きやすそうな靴だが、そもそもビジネ向けとしてなぜスニーカーにしたのだろうか?また、どんな人におすすめなのか?青山商事の担当者に聞いてみた。

ビジネスシーンの装いのカジュアル化を意識

――「ゼロプレッシャーシリーズ」とはどういうもの?

ゼロプレッシャーシリーズは、快適な着心地とプレッシャーからの解放をコンセプトに「リーズナブルな価格」「快適な着心地」「シーンを選ばないデザイン」など充実した機能を持ちながらお求めやすい価格設定で展開しているシリーズです。


――今回はなぜスニーカーを選んだ?

ゼロプレッシャーシリーズとしてトータルコーディネイトで展開するには欠かせないアイテムと考えました。また、スーツにも合わせやすいスタイリッシュなデザインを企画したいと思いもありスニーカーを選びました。


――ビジネスでも使うと思うが、なぜ革靴ではなくスニーカーにした?

昨今のビジネススタイルの多様化により、ビジネスシーンの装いもカジュアル化してきています。それに合わせて、足元も革靴だけではなくスニーカーを合わせることも増えてきましたが、「どんなスニーカーを選んだらよいのか分からない」などのお悩みもあがっています。そこで、今回は機能的でありながらスーツに合わせやすいスタイリッシュでスマートなデザインにこだわりスニーカーを企画しました。

靴ひもを緩めず履けてタイパにも?

――靴ひもを緩めることなく脱ぎ履きできる仕組みにこだわった理由は?

履き口をスキューバダイビングのウェットスーツなどの素材として使われる伸縮性の高い生地に切り替えることで、靴ひもを緩めることなく簡単に着用できる仕様としました。この伸縮性の高い素材を使用することで、着用時の靴ずれがしにくいというメリットもあります。

また、朝の忙しい時間においても靴ひもを緩めることなく履けることで、タイパにもなります。ストレスなく快適にというゼロプレッシャーのコンセプトに楽に脱ぎ履きできるにこだわりました。


――「ゼロプレッシャースニーカー」は、どんな人におすすめ?

ビジネスシーンでスニーカーを履きたいけど、何を選んで良いのか分からない。そんなビジネスシーンでスニーカーを履かれたことが無い方にこそ、初めの1足として選んでいただきたいです。

コーディネート例(出典:青山商事)
コーディネート例(出典:青山商事)

なお、一般的なスニーカーのメインカラーは「ホワイト」だが、ゼロプレッシャースニーカーは今までビジネスで黒い革靴を履いていた人でも抵抗なく取り入れやすいよう、「ブラック」をメインカラーにしたという。

仕事でのカジュアルスタイルに迷ったら、このようなスニーカーを参考にしてみても良さそうだ。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。