自民党の政治資金パーティー裏金問題をめぐり、14日は参議院で政治倫理審査会が行われる。野党は収支報告書への不記載が確認された、自民党議員32人に対し出席を求めていたが、世耕前参議院幹事長ら3人だけとなった。

■自民党側が出席者を抑え込んでいる!?

この記事の画像(4枚)

14日開かれる参議院での政治倫理審査会に出席するのはいずれも安倍派で
・世耕弘成前参議院幹事長、不記載額は1542万円
・橋本聖子元オリンピック担当大臣、不記載額は2057万円
・西田昌司議員、不記載額が411万円
この3人に質疑が行われる。

まだまだ国民が納得していない中で出席するのは3人だけ。この3人しか手を挙げなかったのか、それとも自民党から止められているのか?政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏に話を聞いた。

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:自民党側が人数を抑えた…と思う方が多いのではないでしょうか。あすは参議院での政倫審ですが、衆議院の時と手順が同じ。誰が出るのか?公開するのかしないのか?などでもめてもめて、最後は岸田首相も出てきて結局6人でした

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:今回も同じです。小出し小出しにして結局3人で終わる。そもそも政倫審って厳しいチェック機関ではない。私が取材してる感じでは、岸田さん周辺とか自民党の幹部とかが、やっぱりどこまで表に出すか、出しすぎたらダメだからこの辺で止めようっていうことで、どうもコントロールしてるという風に聞いています

京都選出の西田昌司議員も出ますが、注目ポイントはあるのか?

関西テレビ 加藤さゆり報道デスク:西田さんは記者団に『安倍派幹部へは批判的な態度でしたが、そこに言及するのか?』と聞かれ『そのつもりです』と、また『安倍派の核心に触れるか?』という質問に対しては『私の意見を述べたいと思います』と答えました。 西田さんは安倍派の所属でキックバックについて『全く知らない、関与もしていない』と答えていて、従来から安倍派幹部に対しお怒りの様子でした。前回の衆議院での政倫審に出ていた幹部とは違った立場での答弁が期待できるかもしれません

■キーパーソンは下村博文元文部科学大臣

あとは、裏金問題のキーパーソンともいえる人物が出席の意向を示している。それが下村博文元文部科学大臣だ。1週間以内に衆議院で政倫審が開催される予定でそこに下村氏は出席予定だ。下村氏は安倍さんが亡くなった後、キックバックの復活について話し合ったとされる安倍派幹部の会合に出席していた。 一方でその後、派閥を率いていく中心メンバーに森元首相が選んだ「5人衆」の中に下村さんは入っておらず、蚊帳の外だった。下村さんは「5人衆」と距離があるし、キックバックを始めたと野党が疑っている森元首相とも距離があるので、これまでの議員とは違った発言が出てくるのでは…と期待される。

下村さんはキーパーソンとなるのだろうか?

ジャーナリスト 鈴木哲夫さん:下村さんは基本的には『できる限りしゃべる』と捜査の途中から言っていました。そもそも5人衆や森元首相と下村さんの相性は良くないです。キッカケは下村さんが文部科学大臣の時に、森元首相が一生懸命やろうとしてたオリンピック前の国立競技場。あれを止めたのが下村さん。あの辺りからどうも2人の相性は良くないです。 何度も言っていますけど、政倫審はまだ軽い方だから、やはり証人喚問とか特別委員会とかそこまでやらなきゃこの問題は終わらないと思います

まずは、安倍派の3人が出席する14日の政倫審で国民が納得できる説明をするのか、注目される。

(関西テレビ「newsランナー」3月14日放送)

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。