自民党の青年局は11日、去年11月に和歌山市で開かれた「青年局近畿ブロック会議」後の懇親会で、肌を大きく露出した女性ダンサーが登場し、参加者が口移しでチップを渡すなどした問題について、「極めて不適切」だとして謝罪するコメントを発表した。
コメントでは「懇親会において、会の趣旨にそぐわない極めて不適切な内容の余興が開催県連青年局により企画され、実施されましたことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。また、一部の参加者に品位に欠ける振舞いがあったものと承知しており、この点につきましても心よりお詫びを申し上げます」と謝罪した。
懇親会に出席していて引責辞任した藤原前青年局長と中曽根前青年局長代理については、「来場者は演目が開始されるまで余興の内容を全く知らされておりませんでした。演目終了後に注意したものの、結果として余興の実施を許してしまったことは、国民の皆様の信頼を損ねるものであったと認識している」とした。
懇親会の費用については「参加者からの会費と県連の経費でまかなわれており、党本部からの助成金は一切使われていないと和歌山県連より報告を受けている」と説明し、「このような事態の発生を猛省し、以後、同様のことが起こらないよう、次善に県連役員等で確認すること等により、再発防止を徹底する」と強調した。
