CT装置で撮影した「きのこの山」と「たけのこの里」の中身を分析した画像が、ネットで話題となっている。
分析結果は、「きのこの山」の方がチョコレートが多く食感が固め、「たけのこの里」はクッキーの量が多いことが判明。
この投稿は20万の「いいね」を集めた。

国民的お菓子を徹底解析

よりおいしいのは、「きのこの山」か、それとも「たけのこの里」か。
約40年続くとされる、いわゆる「きのこ・たけのこ論争」。

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ネットに投稿されたその論争を終わらせるべく、ある画像が思わぬ反響を呼んでいる。

「争いを終わらせる為に、X線を浴びせて解析した結果です」という投稿。

病院のX線検査などで使われるCT装置で、きのこ・たけのこの中身をのぞき、お菓子が“すけすけ“になった画像だ。

投稿者である3D画像解析専門の会社は、こう分析している。

最も違いが表れたのは、チョコレートではない部分。
「きのこ」の方が食感が少し固めだが、意外なことに「たけのこ」の方がクッキーの量が多い。
またチョコレートは、「きのこ」の方が多いことがわかった。

このすけすけ分析に、ネット上では「きのこの山の方がチョコ多いし食感もいいからきのこ派!」「クッキーにいい感じに染みこんでる故にチョコを感じられるのは、たけのこの方が圧倒的」などと再び論争が過熱し、称賛する声が続出。

医療のプロも興味を見せる

ここからは、フジテレビ・井上義則ネット取材部部長がお伝えする。

なぜ、「きのこ」と「たけのこ」を解析しようと思ったのだろうか。

それぞれの中を見てみたいという「解析のプロ」の好奇心からだったそうだ。
今回の解析では、「きのこのクラッカーには多くの気泡が含まれ、内側ほどそのサイズは大きい」などがわかった。

「きのこ・たけのこ論争」は、プロによる徹底した分析力で両者の違いがはっきりした形だ。

プロの解析に最も刺激を受けたのが、X線画像を見慣れている医療のプロたち。

例えば、「きのこは骨粗しょう症の所見です」、「きのこは大動脈解離のハイリスクです」などと、気泡が多いキノコの方に深刻な病の所見を見ていた。

投稿者周辺では、論争の行方はどうなったのだろうか。

会社の中でも、きのこ派やたけのこ派があったようだが、論点がはっきりしたことによって、お互い平行線をたどり、決着はつかなかったという。
(「イット!」 3月5日放送より)

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