もとの形がわからなくなった冷凍野菜や、半端に開いた調味料の山。

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最近では、冷凍術の新しいアイデアが続々と紹介されている。

一方で後回しにしがちなのが冷蔵庫・冷凍庫のお掃除だ。

ということで今回は、家事がラクになる、冷蔵庫の掃除・収納アイデアを街の声をもとに実践してみた。

冷蔵庫のお掃除アイテム

冷蔵庫のお掃除アイテムで一番人気の使い捨てのウエットシート。

冷蔵庫汚れの定番といえば、どこからともなく垂れた汚れ、こびりついた茶色いベトベト。

拭いてポイ捨て出来るウエットシートを使っている人が多いようだ。

なかでも近ごろ目にする「セスキ炭酸ソーダ」は、酸性の油汚れと相性ばっちりな「弱アルカリ性」。

百円ショップでも手に入る人気アイテムだ。

冷蔵庫のお悩みを解決

街の人のアイデアでどれだけ冷蔵庫のお悩みが解決できるのか、かなり深い悩みを抱えているというママさんの冷蔵庫を使い実践していく。

お邪魔したのは札幌市在住・あきなさんのご自宅。

ふたりの子どもを育てながら、木工雑貨を作るDIY作家として働くあきなさん。

日課は、朝4時にパンを作ること。

子どもの栄養と家計のやりくりに、得意の料理で立ち向かうベテランママだ。

あきなさん宅の冷凍庫の中は、まさに冷凍術の宝庫。

「これはハンバーグ。このままオーブンで(焼く)。その間別の家事ができる」(あきなさん)

「(Q:お悩みは?)たとえばごぼうがふたつ。こっちが古い方、こっちが新しいほう。今私が使っているのがこっち(新しい方)。完全に『化石化』している」(あきなさん)

ベテランママ・あきなさんのお悩み1つ目は、ストックしたことを忘れ、冷凍庫の下で、まるで化石のようになってしまった食材たち。

食品の「化石化」を防ぐ

食品の化石化を防ぐアイテムは、ブックエンドならぬ「フリーザーエンド」だ。

百円ショップで購入可能。

冷凍食材を保管するとき、食材を上へ、上へと重ねると、古いものほど見えづらく、化石になりがち。

しかし、フリーザーエンドを使って食材を立てて収納すると、食材が一目で分かり化石化を防げるという。

あきなママも早速実践すると。

「奥まで全部見えますね。取り出しやすいですよね」(あきなさん)

食材の上に食材が積み重なってしまっていた以前の冷凍庫。

食材を立てることでどこに何があるかわかるようになった。

ビンの整理にはトレーが便利

ベテランママ・あきなさんのお悩み、2つ目は?

「自家製のものをビンに詰めておくのでビンが冷蔵庫に散乱する」(あきなさん)

あきなママの冷蔵庫には、保存容器やビンがズラリ。

よく使うという手前の物以外は隠れて正体がわからない、まさに「ビンの森」状態に。

「できるだけ同じ形の物、中身同じものを同じ位置に置きたい」(あきなさん)

こんな時、皆さんは何を使うのか。

「ジャムやバターのセットをトレーに置きまとめている」(街の主婦)

百円ショップで購入できる、プラスチックのトレー。

冷蔵庫内に簡単に引き出しを作れる人気アイテムですが、中にはこんな使い方をする方も。

「トレーごと引っ張り出して(食卓に)置ける。ひとつひとつ取り出さない」(街の主婦)

食材をトレーごと食卓に出して、使い終わったらそのまま冷蔵庫に戻す。

物が散らばる隙すら与えない、時短アイデアだ。

さっそくあきなさんも実践。

一つのトレーにまとめれば、在庫確認も簡単に。

その後も、ビンの高さや使い道で食材をまとめると、ずいぶんとすっきりした。

それぞれの棚にトレーを置くことで、これまでかき分けないと確認できなかった奥の物もスルリと取り出せる。

忙しい朝の時短にもピッタリだ。

「すっきりした。賞味期限切れちゃったとか、使いにくいなと思うことなく、まんべんなく使うことができて、料理が気持ちよくできると思う。」(あきなさん)

寒さの残る今、あなたの冷蔵庫も見直してみては?

北海道文化放送
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