2023年に行われた高校生が研究成果を発表する『日本学生科学賞』で文部科学大臣賞を受賞した熊本県立済々黌高校の生物部が2月21日に熊本県庁を訪れ、田嶋副知事に報告した。
済々黌高校の生物部は2024年5月にアメリカで行われる国際大会にも日本代表として出場するということだ。
高校生が世界初の研究成果を明らかに
熊本県庁を訪れたのは県立済々黌高校の生物部の部員などで、生物部では、ウニの行動に関する研究を行っている。
![高校生による研究](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/5/f/700mw/img_5fb087101c07bf27db844d4bedb3c2b3161639.jpg)
これまで「ウニには長期的な記憶はない」と考えられていたが、ウニがヒトデに襲われた経験を長期間記憶していることを世界で初めて明らかにしたという。
日本代表として国際大会にも出場
生物部はこの研究成果を2023年に行われた『日本学生科学賞』で発表。『文部科学大臣賞』を受賞した。
報告を受けた熊本県の田嶋副知事は「皆さんの活躍は県内の高校生の夢につながる」と、生徒たちをたたえた。
![喜びを語る今村部長](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/6/1/700mw/img_61dde440e97aa484dba7a5906444796d202646.jpg)
県立済々黌高校生物部の今村響部長は「世界で誰もまだ知らないことを自分の手で明らかにした興奮というのは今でも忘れられない」と話した。
![国際大会にも出場](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/f/1/700mw/img_f1b0083d995f1d2e95bf931c33a19470241688.jpg)
済々黌高校の生物部は2024年5月にアメリカである国際大会『ISEF2024』にも日本代表として出場する。
(テレビ熊本)