福井の地域鉄道・えちぜん鉄道の高架下に、10の飲食店が連なる「屋台村」がオープンした。1店舗あたり10席前後と小さな空間だが、初日から大勢の人たちで活気があふれた。
北陸新幹線の開業を3月16日に控え、福井市中心部のにぎわいを創出を図る。

高架下に屋台村がオープン

「ふくい屋台村」は、JR福井駅東口から北に徒歩2分ほどの場所にある。2月14日にオープンし、全10店舗。和食、たこ焼き、鉄板焼き、焼き肉、韓国料理などを楽しむことができる。

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高架下ということもあり、電車が通った時は音や振動を感じる。店舗はコンテナ型で、通路は狭い。道路脇に小さな飲食店が連なる“横丁”のような雰囲気を醸し出している。

14日、オープニングセレモニーが行われた
14日、オープニングセレモニーが行われた

えちぜん鉄道によると、高架下は駐車場としての利用が多く、交流の場としての活用はほとんどされてこなかったという。

屋台村の仕掛け人、県内で飲食店を経営するYOSHIの鈴木義之代表は「みんなでガヤガヤ楽しみながらお酒を飲んでほしい」と期待を込めた。屋台村の設置は長年の夢で、自らも串揚げの店舗を出店した。「屋台にあまりなじみのない福井に、新しい文化をつくりたい」と意気込む。

オープン初日にも関わらず満席で、訪れた客は「かんぱーい!」と大きな声で、新たなグルメスポットを楽しんでいた。

営業時間は夕方以降に各自始まり、深夜0時に閉店する。

新たな施設も複数オープンする
新たな施設も複数オープンする

新幹線開業が3月16日に迫る中、福井駅周辺では屋台村以外にも、新たな施設が整備されている。福井駅構内には3月16日、土産物店や飲食店など44店舗が並ぶ“エキナカ”商店街「くるふ福井駅」がオープン。福井駅西口には福井の食など多様なグルメが堪能できるフードホール「ミニエ」も開店する。

新幹線開業まで残り約1カ月。福井駅一帯は大きな変化を続けている。

(福井テレビ)

福井テレビ
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