高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)で一番おいしいどんぶりは?
2024年2月7日、九州ナンバーワンを決めるイベントが福岡・春日市で開かれた。「西イチグルメ決定戦」の九州地区大会だ。

前回大会のリベンジに燃える古賀SA

高速道路の利用者にサービスエリアに立ち寄ってもらおうと企画された、この大会。コロナ禍を乗り越え、4年ぶりの開催となった今回のお題は「地域の魅力を味わえるどんぶり」。

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九州地区では、30のエントリーの中から8店舗が予選を通過。上位2位に入れば、3月に開かれる「本選」に出場することができる。

「前回は古賀SAとして本選に出場することができませんでしたので、今回は最善を尽くします」と、ひと際、熱い思いで臨んでいたのは、「西イチグルメ決定戦」で2回の優勝経験がある「ロイヤル・古賀SA上り」の北原速人さん。

前回大会のリベンジを誓い、新メニューの開発にとことんこだわった。

「ロイヤル・古賀SA上り」北原速人さん:
前回の予選での落選は、すごく悔しかったです。(高速に乗った)目的地は古賀SAで、今回のこの「西イチ」のどんぶりを食べに来るぐらいのかたちで、お客さまが来てくれたら一番うれしい。

アナゴのフライを乗せた“勝負丼”

地域の魅力を伝えるため北原さんが目をつけた食材は、古賀SAから車から20分ほどの玄界灘で取れる天然のマダイとアナゴ。

宗像市大島のワカメと一緒にマダイの刺身、アナゴのフライを乗せれば「古賀SA上り」の“勝負丼”が完成。

「ロイヤル・古賀SA上り」北原速人さん:
アナゴの天ぷらは食べたことがあるお客さまは結構いると思うけど、アナゴのフライというのは新しい発見や味につながるかなと。目指すは「西イチ」!全力で臨みたい。

そして迎えたこの日の本番。制限時間40分で、8組が順番に調理する。

熊本・氷川町「宮原SA上り」。コンセプトは「日本一の洋風どんぶり」。勝負食材に選んだのは、うま味たっぷりの「肥後のうまか赤鶏」と生産量日本一の熊本県産トマト。

「宮原SA・上り」橋爪康祐さん:
肉に弾力があって濃厚な香りがありますので、自信を持って出せます。

福岡・広川町の「広川SA上り」は、耳納産地で育てられた八女のもち豚をぜいたくに使用し、大木町の名産であるエリンギの唐揚げ、風味豊かな八女茶をトッピングすると、インパクト抜群、その名も「秘密の奥八女丼」。

「広川SA上り」島田安志さん:
地元食材をたくさん使って、器からはみ出すぐらいふんだんに使ってます。

「やるべきことは全部出し切った」

そして、いよいよ北原さん率いる「古賀SA上り」の出番だ。

「ロイヤル・古賀SA上り」北原速人さん:
勝負のポイントはアナゴのフライの状態、お店と違って慣れない機器を使いながらやるので、実際、ぶっつけ本番なので、そこがポイント。

アナゴのフライを一枚一枚、丁寧に揚げていく。
審査するのは、料理研究家など5人の審査員。味や見た目に加え地域食材の存在感など総合的に審査する。

「ロイヤル・古賀SA上り」北原速人さん:
1番イメージ通りのいい状態で提供できた。やるべきことは全部出し切ったので、あとは結果を待ちたいと思います。

全8組の審査が終わりいよいよ結果発表。果たしてグランプリに輝いたのは…。

会場アナウンス:
グランプリは、古賀サービスエリア!!!

見事にリベンジを果たし、本選への出場権を手にした。

「ロイヤル・古賀SA上り」北原速人さん:
「やったー」って感じでした。九州・沖縄から「西イチ」というかたちで、グランプリをいただけるようにベストを尽くしてきたいと思います。

目指すは「西のどんぶり王」。「広川サービスエリア」とともに3月の大阪での本戦に臨み、西日本一を目指す。

(テレビ西日本)

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