福井・若狭町出身で慶応義塾大学特任准教授の若新雄純さんが、女性問題をめぐる週刊誌報道を受け、県内の複数の自治体で務めていた大使などを辞任した。「大学の教員職も3月末で退任する」との発表もしている。
“女性問題”で県や市などの職務辞任
若新雄純さんは一連の週刊誌報道を受け、1月31日に自身のSNSで「メディア出演や講演などの活動を取りやめ、大学の教員職も3月末で退任する」と発表している。

若新さんは福井県と慶応大学が連携して運営する若者向けの仮想大学「エキセントリック・カレッジふくい」で、講師などを選ぶプロデューサーを務めていたが、2月1日、辞任の申し出があった。
また、坂井市の魅力的な観光地や特産品などを発信する「坂井エキサイト大使」の委嘱も受けていたが1日、辞任を申し出た。
JK課への不適切事案は確認されず
福井で若新さんを一躍有名にしたのは、「鯖江市役所JK課」の発案だ。市内の女子高校生が主体となってまちづくりを提案するプロジェクトで、2014年に始動。オリジナルスイーツやアプリの開発など、若い視点をまちづくりに反映させてきた。

鯖江市によると現在、若新さんの関与はなくなっているといい、「メンバーへの不適切な事案は確認されなかった」と発表した。
JK課の活動は市職員がサポートしながら、今後も継続するとしている。
(福井テレビ)
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