29日、ウエルシアホールディングスを傘下におさめる業界1位のイオン株式会社が、2位のツルハホールディングスの株式取得のための独占交渉に入ったと発表しました。
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今後、「ウエルシア」と「ツルハ」が経営統合した場合、売上高2兆円規模の「巨大ドラッグストア連合」が誕生することになります。
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そんな中、気になるのは…それぞれの店舗でためた“ポイント”。
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ウエルシア薬局利用者:
Tポイントは(毎月)20日に1.5倍で使えるので、結構それを使って買い物すること多いので…それがなくなったら困るなって。
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年間約70万円相当のポイントを獲得している “ポイ活の達人” 菊地 崇仁氏に詳しく話しを伺いました。
店選びに「ポイント」重視?ポイントの行方
第一生命経済研究所首席エコノミスト・永濱 利廣氏によると、ドラッグストア業界が再編する背景に、「ポイント商戦があるのではないか」といいます。永濱氏いわく、「消費者にとって価格の安さも重要だが、どのポイントが使えるかも店選びの基準になる側面がある」ということです。
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――これを受けてポイ活にさらに有利な条件が出てくるのでしょうか?
菊地 崇仁氏:
そうですね、ドラッグストアというのは、非常にポイントがたまりやすいもので、基本2重取りができて、決済も入れると3重取り、4重取りみたいなことができるので、この影響は大きいかなと。
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そんな消費者が気になるポイントの行方。現在ウエルシアはTポイントとWAONポイント、ツルハドラッグは独自のツルハポイントと楽天ポイントを採用しています。
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2021年10月にマツモトキヨシとココカラファインが統合された際は、独自のポイントは「マツキヨココカラポイント」に、それ以外は「dポイント」で統一されました。
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――それぞれの店舗のポイントはどうなっていくのでしょうか?
菊地 崇仁氏:
非常に難しいのですが、マツキヨとココカラのように既存のポイントがなくなってしまう可能性もあるんですね。基本的にドラッグストアというのは、独自ポイントと共通ポイントの組み合わせが基本なので、独自ポイントのツルハポイントが残ると課程すると、楽天ポイントの代わりに、WAONポイントが入るということはあり得るかなと。
ただ、WAONポイントがイオングループの独自ポイントだと考えた場合、ツルハポイントが消えて、そのまま楽天ポイントは残るということもあり得るかなと思うので、どちらになるかは分からないと。
金子恵美氏:
普通経営統合って、経営資源の共有とか調達とか、いわゆる調達や合理化といったものが経営統合だと思っていたのですが、これからはポイントの部分も重視されていく時代なんだなと驚きました。
菊地 崇仁氏:
WAONポイントが基本になるとは思うんですけども、WAONポイントを軸に、呼び込むためのポイントをどこにするか。Tポイントで呼び込むのかあとは楽天ポイントで呼び込むのか。WAONポイントの情報でマーケティングをすれば統合するメリットが出てくるかなと。
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――業界再編に今後ポイントは重要になってくると思いますか?
フジテレビ解説委員 風間晋氏:
小売業じゃないですか。ですから経営だとか合理化した統合したということによって、顧客が離れてしまったら意味が無いわけで。ですから、両方の店舗網の顧客をできるだけそのまま頂くということを考えたら、ポイントというものを一つの大きな武器として使っていくというのはもう当たり前になっていくのではないかなと。
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金子恵美氏:
私は今まで「独自のサービス」が大切だと思ってきたのですが、そこが「ポイント」になってきたということですよね。
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――今後ポイントは強化されていきますか?それと再編が進みますか?
菊地 崇仁氏:
再編が進むと思いますけど、どちらかに統一するのかどうなっていくのかというとろこが難しいところで、例えばツルハ側のポイントのシステムに統一していくのか、ウエルシア側に統一するのか。それによってたまり方ですとか、例えばウエルシアでは、お客さま感謝デーが毎月20日にあるんですけど、1.5倍ポイント使えるんですね。
そうすると、その1.5倍がなくなったら、微妙かなというのもあるので。どちらかに統合されるかで結構変わってくると思いますね。
(めざまし8 1月31日放送)