札幌市周辺の大雪で、JR北海道のホームページにアクセスが集中し運行状況などが確認しにくくなったことについて、JR北海道の社長が謝罪し、ホームページの処理能力を増強したことを明らかにした。
列車の運休相次ぐ
札幌周辺では、1月15日から16日にかけて大雪となりJR北海道では列車の運休が相次ぐなど運行が乱れた。
JR北海道によると、ホームページで運行状況を確認しようとする利用者のアクセスが集中し、15日午後5時~午後6時台、16日午前6時~午前8時30分ぐらいまでホームページが見にくくなった。
1時間あたり27万5000件以上のアクセス

ホームページは、1時間で24万件のアクセスを処理できる能力があったが、見にくくなった時間帯は最大で1時間あたり27万5000件以上のアクセスがあったという。
JR北海道では、2022年2月にも大雪でホームページが見にくくなり当時の処理能力(1時間で8万件)を3倍ほど増強していたが、今回再び同様の事態となった。
利用者からは「繋がりにくいのは、なぜだ」「改善してほしい」などの苦情が相次いだということだ。
JR北海道社長は謝罪

JR北海道の綿貫社長は17日の会見で「対応できなかったことをお詫びしたい」などと謝罪した。
1時間で40万件を処理できるようホームページの能力を増強したという。
しかし再び札幌が大雪に見舞われた24日夕方や25日朝にも、またホームページが見にくくなったため、さらにシステムを調整した。
JR札幌駅の1日の利用人数は8万人ほどで、周辺の駅と合わせると12~13万人が利用しているとみられる。