1月1日に石川県で最大震度7を観測した能登半島地震では、津波も発生した。

今後、巨大地震の発生が懸念されている北海道ではどう備えれば良いのだろうか。

津波の危険性は北海道でも

発災の1分後には津波が到達していたともいわれる石川県珠洲市。

大きな地震があった場合、津波の危険性は北海道内でも高まる。

北海道函館市では2011年の東日本大震災で、男性が津波で亡くなる被害があった。

マグニチュード9.3と最大26.5メートルの津波想定

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そして今後、日本海溝・千島海溝沿いでは、地震の規模を示すマグニチュードが9.3と、この東日本大震災を上回る巨大地震が高い確率で発生すると予想されている。

津波は釧路町で最大26.5メートル、太平洋沿岸全ての市町村で3メートルを超えると想定されている。

冬の夕方に発生した場合、被害は最大となり、死者は14万9千人に上ると試算されている。

避難を促すため北海道は2023年11月、動画を公開した。

住民になじみのある役所や駅などが浸水する高さを振興局別にまとめた。

「なじみのある建物が津波が来た時に、こんなに水に浸かってしまうんだって、改めて視覚的に捉えることができるように」(北海道 危機対策課 葛西忍さん)


「いつ来るか分からない災害を他人事ではなく、自分事と捉えてもらえるように意識して内容を盛り込んだ」(北海道 危機対策課 葛西さん)


避難方法をいかに具体的にイメージし、備蓄などを準備できるかが重要だ。

北海道文化放送
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