東京ディズニーシーで、限定グッズの転売目的とみられる大量購入が問題になっている。
視聴者が撮影した映像には、同じ商品をカゴいっぱいに詰め込む様子などがとらえられていた。
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、購入制限を実施し、環境の整備に努めるとしている。

「カゴにてんこ盛り」転売目的か?

カゴの中に次々と商品を詰め込んでいく人物。カゴは同じ商品でいっぱいになっている。

カゴいっぱいに詰め込まれた商品
カゴいっぱいに詰め込まれた商品
この記事の画像(18枚)

これは、1月15日から東京ディズニーシーで始まったイベントで、人気キャラクターの「ダッフィー」などの限定グッズを購入している様子。

「種類あるか知らないけど」。
聞こえてきたのは、中国語だった。

15日、この場面に遭遇した人は、こう話す。

「ダッフィーは前から転売が問題になっていた」と話す目撃者
「ダッフィーは前から転売が問題になっていた」と話す目撃者

「カゴにてんこ盛りに入れて店の周りを陣取っている感じで。在庫はあったので、次から次へと補充してくれるんですけど、(商品を)かけている横からかっさらったり。ダッフィーは前から転売が問題になっていた」

大量購入は転売目的か
大量購入は転売目的か

大量購入は転売目的とみられ、実際、フリマサイトには定価よりも高い価格で出品されていた。
店内では、大量購入していた中国人グループが“役割分担”をしていたという証言もある。

大量購入を目撃した人は、「店内の端でカゴを積み上げグッズを確保する人、棚から集めて来る人、レジで並ぶ人など、分担していました」と話す。

開園時には数多くのグッズが並んでいた棚も、午後4時ごろには空っぽになっていた。一度の会計で50万円前後を支払う購入者もいたという。

発売初日に多い“大量購入” 運営側の対応は

こうした行為は、発売初日に多く見られるという。

2023年11月に撮影された大量購入の様子
2023年11月に撮影された大量購入の様子

街の人からは「もし自分が行って、欲しいものがあったとして、全部ごっそり買われていたらショック」、「転売するなら買わないでほしい」といった声が上がった。

17日、ディズニーシーで限定グッズを購入したという女性は、「個数制限はありました。ぬいぐるみとか、1人1個。補充はされていたけど、売り切れのものもありました」と話す。

「1アイテムにつき1個ずつの購入制限を実施し、今後も環境の整備に努めてまいります」
「1アイテムにつき1個ずつの購入制限を実施し、今後も環境の整備に努めてまいります」

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは、イット!の取材に対し、「グッズが出品されていることは認識している」と説明。
そのうえで、「昨日までの状況を鑑み、在庫をふまえ1アイテムにつき1個ずつの購入制限を実施し、今後も環境の整備に努めてまいります」としている。
(「イット!」1月17日放送より)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(18枚)