エクアドルで武装集団がテレビ局を占拠し、スタッフを人質にとった。警察が制圧し、13人を逮捕している。急速に治安が悪化しているというエクアドルで、一体何が起きているのか。
直前に大物ギャングが脱獄
生放送中、テレビ局のスタジオに現れた武装集団。

目出し帽をかぶり、手には銃を持っている。床に伏せているのはスタッフだ。その時、鳴り響く銃声と悲鳴…。

南米・エクアドルの最大都市グアヤキルで1月9日、ギャングがテレビ局を占拠。スタッフを人質にとった。

その後、駆けつけた警察がギャングを制圧し13人を逮捕した。ところが、外ではパトカーが爆発。
なぜ、最大都市でこんなことが起きたのだろうか。

エクアドルではここ数年、麻薬組織同士の抗争で治安が急速に悪化。テレビ局の襲撃が起きる2日前には、服役中だった大物ギャングのリーダーが脱獄していた。

脱獄後、警察官の拉致や爆発が相次ぎ、大統領は非常事態を宣言。
22の犯罪組織をテロ組織に指定し、壊滅させるよう軍に命じている。
(「イット!」 1月10日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(13枚)