山形市で新春の風物詩「初市」が開かれた。寒空の下、訪れた人たちは良い一年になることを願い縁起物などを買い求めていた。

縁起物求めて…にぎわう冬の風物詩 

新春恒例の初市が2024年も始まり、開始から多くの人でにぎわっていた。1月10日は朝から冷たい風が吹いていたが、多くの人がしっかりと防寒してお目当てのものを買い求めていた。

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山形市の初市は、江戸時代初期から続く伝統行事で、毎年1月10日に開かれている。2024年も十日町から七日町にかけての大通りに、約150の露店が立ち並び、豊作を願うだんご木や初飴、長寿を願う白ひげといった縁起物を求める人でにぎわった。

山形市内から訪れた人:
何年かぶりに来た。だんご木を買いに来た。主人が年男なので飾ろうと思う

山形市内から訪れた人:
妻は元々山形じゃないので初・初市。すごくにぎわっていて、いろんなものがあってとても楽しい。初飴を買って帰る。とにかく明るい一年にしたい

山形市内から訪れた人:
高校受験の孫がいるので縁起物をあげようかなと。ちゃんと合格できますように、いい年になりますようにと思って買った

子どもの健康を願い「健康でありますように」と獅子が現れたり、餅つき踊りが披露されたり、盛り上がっている様子だった。

4年ぶりアツアツのカブ汁振る舞われる

4年ぶりに復活したのが、初市の守り神となっている市神神社でのカブ汁の振る舞いだ。

カブには商売繁盛や家内安全の願いが込められていて、訪れた人はアツアツのカブ汁を飲んで温まっていた。訪れた人は「縁起物だもんね。ご馳走になってありがたい。おいしい」とカブ汁を堪能していた。

山形商工会議所によると、2024年の初市には17万人の人が訪れたという。

山形市の霞城公園では午後6時半から関連イベント「ウインターフェスティバル」が開かれ、約2,000発の花火が冬の夜空を彩った。

(さくらんぼテレビ)

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