7日、スロベニアの鍾乳洞で5人が立ち往生し、救助される事態が発生した。大雨で水位が上がっていたため、救助隊はダイビングスーツで潜水し、狭い隙間を通り救助した。5人は洞窟内で二晩過ごしたが、暖房機や食料を持ち込んでいたため、全員元気だという。
洞窟に5人が閉じ込められる
7日、イタリアの東にある国、スロベニア。

山奥でぽっかりと口を開ける、観光名所の鍾乳洞。中に入ると、救助隊と多くの報道陣がいた。
鍾乳洞の中で5人が立ち往生し、救助隊が駆けつけた。大雨の影響で水かさが上がったため、5人の元にたどり着くには、ダイビングスーツやボンベをつけて泳がなければならなかった。

水温は6℃。頭を出せるのは、わずかな隙間で、少しでも油断すると危険な状況だった。しばらく進んだところで、救助隊の隊員たちは岩場にテントを張って避難していた5人を発見。すぐにボートに乗せて、出口に向かった。
再び立ちはだかったのは、せまい隙間。このままでは、ボートでは前に進めない…。
仰向けにさせ引っ張り…救助
どんな方法で乗り切るのだろうか。

救助隊が取った方法は、ボートから降ろし、一人一人あお向けにさせて引っ張るという方法。揺れないように慎重に進み、5人は無事救助された。
洞窟の中で二晩過ごしたが、暖房機や食料などを持ち込んでいたため、全員元気だという。(「イット!」 1月9日放送より)
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