アメリカ・ロサンゼルスで行われたゴールデン・グローブ賞で、宮﨑駿監督の「君たちはどう生きるか」が日本アニメ映画として初めて、アニメーション映画賞を受賞した。この作品は宮﨑監督の10年ぶりの復帰作で、北米で週末興行ランキング1位を獲得していた。
G・グローブ賞で快挙
アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデン・グローブ賞の授賞式が、アメリカ・ロサンゼルスで行われ、日本のアニメ映画が史上初の快挙となった。

宮﨑駿監督(83)の「君たちはどう生きるか」が、アニメーション映画賞を日本アニメ映画として初めて受賞した。
この作品は宮﨑監督が引退宣言を撤回し、10年ぶりに手掛けた作品で、北米で公開が始まると週末興行ランキングで1位を獲得。
ニューヨーク、ロサンゼルス、ボストンで、それぞれ批評家協会賞を受賞するなど大きな注目となっていた。

この映画の音楽を手がけ作曲賞にノミネートされた久石譲さんは、「宮﨑さんの作品は、僕は100%(賞を)取れるんじゃないかなと思っています」とコメントしていて、自身の受賞は逃したものの、予想は的中したようだった。
「格別な気持ちです」
受賞を受け、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからは喜びのコメントが発表された。

「本当にうれしく思います。歴史あるゴールデン・グローブ賞でジブリ作品が賞をいただいたのは初めてのことなので、格別な気持ちです」
期待が高まるアカデミー賞は3月に開催される。
(「イット!」 1月8日放送より)
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