解体工事などで出た廃棄物を許可を受けずに処分したなどとして、北海道江別市の67歳の男が逮捕された。
リフォームや住宅解体で出た廃プラ不法投棄
廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは江別市美原のリサイクル会社役員、今野克史容疑者(67)だ。
今野容疑者は2023年3月から5月にかけて産業廃棄物の処分業の許可を得てないにも関わらず解体工事で出た約38立方メートルの廃プラスチック類などを収集・運搬した疑いがもたれている。

また6月にも解体工事で出た木くずなど、約1455キロの処分を請負い自宅敷地内に不法に投棄していた疑いがもたれている。
自社敷地内に“ゴミの山10か所”
ゴミの山は10か所ほど点在し、最も広いもので、縦約70メートル、横20メートルの範囲だった。

2023年6月初旬、目撃者が「ゴミを大量に持ち込んでいる」と警察に通報。
その後の捜査で男の容疑が固まり、約7か月後の1月8日、逮捕された。
警察の調べに男は「間違いありません」と容疑を認めている。
男は相場よりも安い料金で廃棄物の収集・運搬を請け負っていた。
警察は、余罪があるとみて廃棄物の受託ルートなども詳しく調べている。