年内最後となる定例の知事会見が開かれた。山形県の吉村知事は、新型コロナウイルスの5類移行や記録的な猛暑など、この一年の出来事を振り返り、自身が思う「今年の漢字」を発表した。
「新しい時代に入っている」
12月27日の定例会見で、この一年の出来事を振り返った吉村知事。

吉村知事:
今年一番の大きな変化は、何といっても3年以上、県民生活や地域経済に大きな影響を及ぼし続けてきた新型コロナが5月に5類に移行したこと。ようやくコロナ禍前の日常や人の流れが戻り始めている

「今年を表す漢字一文字は?」との質問に、新しいという意味の「新」と答えた吉村知事。ここでまず挙げたのもコロナ禍での変化だった。
吉村知事:
コロナ禍をへて、全く元の生活に戻るということではなく、リモートワークが増えたりデジタル化も加速したり、いろんな意味でやはり「新時代に突入した」「新しい時代に入っている」という認識がある

加えて、県が20年かけて開発したサクランボの新品種「やまがた紅王」が本格デビューを果たしたこと、2023年の記録的な高温と雨不足を受け、コメなど高温耐性のある新品種の開発に取り組むという意味も込めたそう。

また、「新」の文字が入る山形新幹線についても高速化を図る「仮称・米沢トンネル」の整備に向け着実に取り組んでいることを強調し、2024年3月にデビューする新型車両・E8系にも期待感を示した。
吉村知事は仕事始めの1月4日、職員に年頭の訓示を行う。
(さくらんぼテレビ)