調査会社のインテージは27日、2024年のお年玉の調査を発表し、お年玉を渡す人の予算総額は平均2万5099円となり、2023年に比べ1442円増えた。

渡す人数は小学生未満から大学生などに分けたすべての区分で、増加した。

一方、1人に渡す額は全区分で減少し、中学生に渡すお年玉の額は、2023年は「5000円超~1万円」が45.6%と最多だったが、2024年は「3000円超~5000円」が49.1%で最も割合が多かった。

インテージは「年末年始に人と会う機会が増加したことと連動し、お年玉をあげる予定が増え、予算引き上げにつながった」と分析した上で、「1人あたりの金額を減らすことでやりくりするといった様子が見られる」としている。

また渡す方法について、渡す相手が「自分の子ども」「孫」「親戚の子ども」いずれの場合も、渡す側の9割前後が「現金(手渡し)」と答え、圧倒的に多数だった。

一方で、もらう側(20歳以下)の27.4%が「キャッシュレス決済」を希望した。

(フジテレビ経済部)

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