初めて見たキャットタワーに、目がまん丸…。漫画のような“驚き顔”を見せる猫ちゃんが注目されている。

元野良猫くうが (おそらく)生まれて初めてキャットタワーを見た瞬間
2023年12月17日にX(旧Twitter)に投稿されたのは、飼い主の中川ちさ(@ccchisa76)さんが撮った、愛猫・くう君(男の子・推定1歳)の写真。
体をかがめて、青い目をまん丸にしている。何かとてつもないものを見てしまったというような表情をしているその視線の先にあったのは、飼い主さん手作りのキャットタワーだ。
くう君は元野良猫で、投稿の約2週間前の12月2日に飼い主さんに保護されたばかりだったそう。おそらくこれまで見たことがなかったであろうキャットタワーに驚きの表情を浮かべているのが、この写真というわけだ。

飼い主の中川さんはくう君をはじめ、先住猫の「ミルコ」くんたち合計6匹の猫たちと暮らしているそう。
くう君がびっくり顔を見せていた手作りのキャットタワーは、先住猫たちに大人気のアイテムで、今回新しく作ったものをくう君にもプレゼントすることにしたそうだ。
中川さんのYouTubeチャンネル「無重力猫ミルコのお家」では、キャットタワーに驚くくう君の様子が、動画でさらに詳しく映っていた。

キャットタワーを一目見たくう君は、驚いたような表情を浮かべただけでなく、口を大きく開け「ニャー!」と“雄叫び”を上げた。

くう君の反応に中川さんは「キャットタワーが遊び場とは理解出来なかったみたい」「こんなに驚くなんて」とコメント。くう君はその後も警戒しているのか「ニャー、ニャー」と鳴き続けるのだった。

この手作りのキャットタワーは、切り出した木材とパイプをらせん階段状に組み合わせたもの。ステップの部分は着色したあとニスを塗るなど、猫たちの爪痕がつくことを防ぐ工夫などもされている。高さは部屋の天井近くまであり、くう君が見上げて驚いたような表情を浮かべたのも頷ける。
Xに投稿された写真には「これは何だい?的な眼差しがかわいいですね!」「最大限の眼の開き方の見本」「何だこの馬鹿デカイのは!?という感じでしょうか?」といったコメントが寄せられ、2万4000件を超える「いいね」がついている(1月5日現在)。

飼い主さんも「くうの家猫修行はまだまだ続きそうです」とコメントしていたが、くう君はその後手作りキャットタワーに慣れたのだろうか?その後のくう君について、お話を聞いてみた。
「きっと喜んでくれる!」と思ったら…
――くう君はどんな子?
社交的だけど慎重派、食べることが大好きです。

――元野良猫のくう君を家族に迎えたいきさつは?
今年(2023年)の4月庭に現れたのがきっかけです。
最初は我が家の庭でくつろいで、しばらくするとどこかへ行く感じでした。でも、次第に庭が気に入ったようで、ほぼ一日中庭で過ごすようになりました。鳥を追いかけたり、日向ぼっこしたり。 そんな様子を窓から見ていた先住猫たちは 最初は威嚇していましたが、次第に威嚇しなくなりました。私も毎日見るうちに、愛情が湧いてきました。
この子を迎え入れると猫6匹になります。かなり悩みましたが、愛情が勝ち、迎え入れようと決めました。

――くう君の驚きのリアクションを見て、どう思った?
まさかこんなに驚くなんて!
きっと喜んでくれる!そう思いワクワクしてカメラを構えていたんです。そうしたら、想像とは別の驚きの顔が撮れました。
――写真を撮影したあと、キャットタワーには登った?
この日は全く登っていません。雄叫びをあげただけです。

――キャットタワーとの驚きの対面から少し経ち、今は慣れた?
レオン(先住猫)に登り方を教わり、その後2度ほど登りましたが…まだあまり遊ぶモノと理解していないようです。

――他にくう君が「これを見た時は驚いていた」というものは何かある?
ヒーターには感動したようです!暖かな風にとろけています。

なお年が明けた1月4日の段階でも「キャットタワーには2度ほど登っただけ」だという。
しかし、キャットタワーの他にも手作りしたという“登り棒”は気に入った様子で、「毎日登って遊んでいる」そう。「クルクル回って登るキャットタワーは苦手なようですが、シンプルによじのぼる登り棒は得意なようです」と話していた。
元野良猫くうが
— 無重力猫ミルコのお家 (@ccchisa76) December 17, 2023
(おそらく)生まれて初めて
キャットタワーを見た瞬間 pic.twitter.com/p9939I6UPM
家猫として生活を始めてから、まだまだ日が浅いくう君。生まれて初めて見るものばかりの毎日だろうが、今後、先輩猫たちからさらなる指導を受けてキャットタワーを楽しめるようになる日は来るだろうか?