宝塚歌劇団は19日、宝塚歌劇110周年記念行事や、宙組の次回公演について、中止すると発表した。

宝塚歌劇団を巡っては、宙組に所属していた25歳の俳優の女性が2023年9月に急死し、歌劇団側の調査報告書では、対処すべき課題として「過密な公演スケジュールの解消」が上げられていた。

そこで歌劇団は15日に一部公演を中止すると発表していたが、19日になってさらに、7月の宝塚歌劇110周年概要発表会で発表していた「宝塚歌劇110周年記念式典」、「タカラヅカスペシャル2024」、「宝塚歌劇110周年記念大運動会」について、「公演スケジュール、稽古スケジュールの過密回避の観点から、中止とさせていただきます」と発表した。

さらに、宙組博多座公演(2月25日~3月3日)、梅田芸術劇場メインホール公演(3月16日~3月26日)、宙組宝塚バウホール公演(3月6日~3月17日)も、「現時点では、安全に公演ができる体制が整わない」として中止するという。

また花組の東京宝塚劇場公演も、当初の予定では初日だった4月13日の公演を中止し、初日を4月14日に変更するとしている。

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プライムオンライン編集部
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