宝塚歌劇団は15日午前、宙組に所属していた劇団員の女性が死亡した問題を受け、過密スケジュールを解消するため、公演回数を減らすなどの対応策を発表した。
この問題は、宝塚歌劇団の25歳の俳優の女性が2023年9月に急死したもので、歌劇団側の調査報告書では、対処すべき課題として「過密な公演スケジュールの解消」が上げられていた。
これを受け歌劇団は15日、一部の公演を中止し、公演初日を後ろにずらすなどの対応策を発表した。
この対応に対して長年宝塚を応援してきたファンから、怒りの声が出ている。
中でも、星組宝塚大劇場公演の初日が1月1日から1月5日に変更された事に衝撃を受けている。この初日公演、あらゆる意味で「超レアチケット」だという。
宝塚ファンによると、この星組の公演はトップスターの礼真琴さんが主演であり、休演明けであること、2024年は宝塚110周年で、その幕開けの公演であること、正月の鏡開きがあること、初回限定の舞台挨拶があること、などあらゆる要素がからみ、「超レアなチケット」になったという。そのチケットが、突然キャンセルされたことで、ファンが情報交換するSNSでは怒りの声が溢れていた。
この公演に限らず、宝塚のチケットは入手困難なケースが多い。先着順チケットの発売初日は、朝10時から販売が開始されるが、だいたい9時を過ぎるとアクセスが集中してサイトに入れなくなる。そこで熱心なファンは数時間前からアクセスして、10時までリロードし続けるのだが、今回の1月1日のチケットは午前6時からアクセスしても買えなかったという。