韓国で相次ぐ、中央分離帯をくぐって道路を渡る行為。早朝や深夜に無理な横断による事故が多いという。なぜこのような行為が多いのか。ドライブレコーダーの映像が捉えていた。
現れたのは女性?
12月10日午後8時ごろ、韓国南東部の街、大邱(テグ)を走る車から撮影されたドライブレコーダー映像。

夜の道路を走行中、中央分離帯の物陰から突然、何かが現れる。

よく見ると、ヘッドライトに照らし出されたのは人影だった。中央分離帯をくぐり、下から顔を出したのは女性?一体何があったのだろうか。

その人物は、しばらく様子を見たあと急に立ち上がり、何事もなかったかのように歩道の方へと歩いていった。

中央分離帯の下をくぐっての無理な横断。なぜ、このような危険な行為に及んだのだろうか。

運転手は、この時の様子を「鳥肌が立つほど驚きました」と振り返った。運転していたドライバーは取材を受ける時、ようやく落ち着きを取り戻したという。

この衝撃映像に、SNSでは「事故にならなくてよかった」「中央分離帯のある道路で人が横切るとは考えない」「私が運転手だったらお化けと勘違いしそう」「映画『リング』で見たな、こういうシーン」など様々な声が上がった。

映画のシーンに例えるほど、予想外の出来事だと反応が相次いでいる。
こうした無理な横断は今回だけにとどまらない。
韓国では”くぐる”行為が多発

11月には仁川(インチョン)でも、中央分離帯をくぐる行為が目撃されていた。

車が行き交う道路の中央分離帯を、ショッピングカートを引きながらくぐって横断する人物。

堂々とした様子で道路を渡っていく。非常に危険な行為だ。
後ろを走る車が早めに気づいて減速したため、事故にはならなかった。

韓国の警察は、主に早朝や深夜の時間帯などに無理な横断による事故が多く発生するとして、注意を呼びかけている。
(「イット!」 12月18日放送より)