台湾の大手銀行・CTBCの子会社である東京スター銀行が、熊本市西区にオフィスを構え開所式があった。台湾の半導体製造大手・TSMCの熊本進出に合わせて金融機関も新たに熊本進出だ。
東京スター銀行が熊本オフィス開設
熊本市西区春日に熊本オフィスを開設したのは、東京に本社を置く東京スター銀行だ。

台湾の大手銀行・CTBCの子会社である東京スター銀行は、台湾の半導体製造大手・TSMCの熊本進出を契機に、台湾から熊本への進出を目指す半導体関連企業、いわゆるサプライチェーンの支援を行う。
また、熊本を訪れる台湾の従業員へ預金などの金融サービスの提供を行う予定で、熊本オフィスでは日本語だけでなく、英語と中国語の3カ国語に対応する。
チェン社長「熊本と一緒に成長したい」
12月18日は開所式の後に、場所を移動して半導体に関するセミナーが開かれ、熊本や台湾の企業のトップなど約150人が参加。

CTBCフィナンシャルホールディングのジェームス・チェン社長が「TSMCとCTBCは大切な顧客同士。10年後の熊本は大きく変わると思うし、熊本と一緒に成長したい」と挨拶した。
また、CTBCは熊本銀行が傘下に入る、ふくおかフィナンシャルグループと業務提携を行っていて、東京スター銀行の伊藤武頭取は「ウィンウィンの関係で協業を目指したい」と話した。
(テレビ熊本)