自動車部品大手デンソー製の燃料ポンプでリコールが相次いでいる問題で、ポンプを搭載したホンダの車がエンストで停車中に追突され、1人が死亡する事故が起きていたことがわかった。

この事故は年7月、鳥取市の鳥取自動車道のトンネルでエンストで停まっていたホンダの軽乗用車に、うしろから来た車が追突したもので、停車中の車に乗っていた男性が死亡するなどした。

ホンダによると、エンストを起こした車の燃料ポンプは不調があったため、修理用部品として出荷されていたものに取り替えられていた。

ホンダは、この燃料ポンプについて10月に追加のリコールを届け出ていたが、どの車両に取り付けられたか特定には至っていないという。

ホンダは「一刻も早く不具合の可能性がある燃料ポンプを回収し、正しいポンプに換えさせていただきたい」としている。

デンソー製の燃料ポンプをめぐっては、8つの自動車メーカーから19回にわたってリコールが届けられていて、デンソーは「事実関係を調査中」だとしている。
(フジテレビ経済部)