車いすフェンシングの恩田竜二選手、44歳(三交不動産(株))。

車いすをピストと呼ばれる床の装置に固定し、上半身のみを使う車いすフェンシング。

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恩田選手は2018年のアジアパラのサーブルカテゴリーB(重度)で銀メダルを獲得した、東京パラリンピックでの活躍が期待される選手だ。

「必ず金メダリストの妻に」

東京パラリンピックの1年延期について恩田選手は「僕はフェンシングをはじめてまだ5年足らずなので、圧倒的に経験値が足りない。この1年延期は、東京パラでトップ選手との差を縮めて結果を出せるための時間をもらえたんだと思っている」と前向きにとらえていると明かす。

パワーと鋭さを兼ね備えたサーベルさばきに磨きをかけるため、外出自粛中は自宅の駐車場でプロテクターに貼られた小さな的を正確に突く練習を続けていたという。

そんな自宅での練習パートナーは、妻の美和さん。だが、フェンシング経験は全くない。

そして、美和さんは外出自粛中の食事も楽しく過ごせるように、メニューからすべて手作りの“自宅居酒屋”で恩田選手の体調面もしっかり管理していた。

恩田選手は「今は練習相手もしてくれて、食事の面でアスリートフードマイスターという資格を勉強をして取ってサポートをしてくれている。言葉では言い表せないくらい、本当に僕にとって大切でありがたい存在」と妻への思いを語った。

現在は、自宅のある三重県から京都のトレーニングセンターに移動して練習を再開したが、支えてくれる美和さんへの感謝の気持ちは忘れていない。

「ケガなく一番いいパフォーマンスを出せるように、今後も練習をして頑張っていきます。予選へ行くたびに(妻から)『予選で負けたら家に帰って来れないからな』っていつも脅されているんです」と恩田選手は笑った。

そして、東京パラリンピックに向けて恩田選手は「必ず金メダリストの妻にします」と美和さんの前で誓った。

はじめてのパラリンピック出場に向けて、恩田選手は美和さんと二人三脚で日々練習に励んでいる。

(「パラ★DO!」毎週土曜、15時25分~※関東ローカル)
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