2023年は、毎月1日が値上げラッシュとなっていたが、12月1日からはバターやクリームなどが値上げされる。しかし、スーパーではうれしい値段の変化もあった。

年末商戦の値上げは見送ったスーパー

止まらない値上げの波。12月から値上げされるのは、明治や森永乳業、雪印メグミルクなどのバターやクリーム。生乳の取引価格が引き上げられていることや、円安による生産コストの高止まりなどが要因だ。

12月1日、名古屋市港区のスーパー「タチヤみなと店」。

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女性客A:
ケーキとか作ったりするのにいりますもんね。だからしょうがなく買うのかなと思います。

女性客B:
バターは、子供が多くて食パンとか食べるので、厳しいですね。

財布の中身が気になる様子だが、この店では値上げを見送っていた。

タチヤみなと店 土山太一マネージャー:
当店にいたしましては値上げは一切行っておりません。12月ということもありますので、こちらの方で頑張れるところは頑張っている状況ですね。

1年で最も賑わう年末商戦の時期を迎え、この店では値上げする場合は年明けからか、と考えているという。

猛暑の影響で高値だった一部の野菜は値下げ

店には安くなっている商品もあった。この店では、普段から生鮮食品の特売に力を入れているが、12月1日からは一部の野菜を値下げしている。

タチヤみなと店 吉田有輝店長:
こちらジャガイモですね。今日から思い切って下げました。

北海道産のジャガイモ(約1.5キロ)が、324円から216円(税込み)に。

白菜(1玉・約4キロ)は302円から216円(税込み)にした。

タチヤみなと店 吉田有輝店長:
(白菜の)この値段は今日からです。1玉税抜き280円でやらせてもらっていたんですけど。1玉で4キロぐらいはあると思いますね。お値段は1玉200円です。

ブロッコリー(1株)も108円から95円(税込み)にしている。

夏の猛暑などの影響で一時高値となっていた野菜が、平年並みに落ち着いてきたということだ。

タチヤみなと店 吉田有輝店長:
今日から特売を多くして頑張っています。今年は値上げが多いので、最後の最後はお値打ち感を感じてもらって、今年を締めくくってほしいなと思います。

女性客C:
今びっくりした。(ジャガイモ)200円は安いなと思って。ポテサラもいいし、カレーだね。さっきあっちでシチューのもとを買ったから、シチューだね。

師走の訪れとともに動いた食料品の値段。財布をにらみながら、食材を選ぶ年末となりそうだ。

(東海テレビ)

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