愛知県長久手市の「愛・地球博記念公園」で2023年12月2日、県内市町村対抗の「第16回愛知駅伝」が行われる。

愛知駅伝は周回コース9区間30.2キロを、小学生から40歳以上の選手に分け、リレーする。

強い三河勢…9区間を繋ぐ市町村別対抗の「愛知駅伝」

1区が2.8キロで中学生女子、2区が4.8キロでジュニア(2005年4月2日から2008年4月1日までの生まれ)の男子、3区は1.3キロで小学生男子、4区が2.8キロで中学生男子、5区が1.1キロで小学生女子、6区が3.6キロで一般(2005年4月1日以前の生まれ)の女子、7区が4.4キロでジュニアの女子、8区が4.4キロで40歳以上の男女、9区が5.0キロで一般の男子となっている。

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大会は市の部と町村の部に分かれていて、過去の優勝は市の部で豊橋市が5回、豊田市が4回、岡崎市が3回、名古屋市が2回、田原市が1回で、三河勢が大半を占めている。

町村の部は東浦町が7回、阿久比町が3回、三好町が3回、東郷町が1回、武豊町が1回だ。

過去には五輪や箱根駅伝で活躍の選手も出場

愛知駅伝は、国内有力の選手の登竜門でもある。東京オリンピック・マラソン日本代表の鈴木亜由子選手は豊橋市の出身で愛知駅伝には5度出場し、いずれも区間賞を獲得している。

8年前の箱根駅伝の三代目山の神、青山学院大学の神野大地選手も4度出場していて、2011年には大会最多記録の23人抜きもしている。

箱根駅伝の出場経験があるランナーは、神野選手だけではない。青山学院大学出身のランナーでは、2023年の箱根駅伝のエースで5人抜きの力走を見せた、近藤幸太郎選手が豊川市の代表として出場する。

箱根駅伝に4年連続で出場した小野田勇次選手が豊橋市の代表、2023年の箱根に出場した脇田幸太朗選手は新城市の代表で出場する。脇田選手は高校生の時にも愛知駅伝に出場し、コースを間違えるハプニングもあったという。

市町村の部の優勝争いで抜けているのは岡崎市で、続いて豊橋、名古屋、豊田と常連が並ぶ。実力ナンバーワンの青学・近藤選手がアンカーで走る豊川市も注目だ。

町村の部は、前回第15回大会で優勝の阿久比町、14回大会優勝の東郷町、そのほかでは蟹江町の前評判が高いということだ。

(東海テレビ)

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