やむことのない“値上げの波”。帝国データバンクによると、12月1日から食品など677品目が値上げ。そのうち、バターやクリームなどの「乳製品」は、167品目にのぼります。

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明治の生クリームは、486円から501円に15円の値上げ。雪印メグミルクのバターは、460円から492円と、32円の値上げとなっています。

街の人:
しょうがないっていうか、あきれてるっていうか、もう諦めるしかないかなっていう感じですね。

生活に欠かせない乳製品の値上げに、街の人からも落胆の声が。

この値上げは、飼料価格の高騰などによる生乳の取引価格の引き上げや、円安により生産コストが高止まりしていることが要因だということです。

これからの季節かかせない“アレも大打撃

そんな、乳製品の値上げの波をまともに受けるのが、クリスマスに向けて、これからが勝負時を迎えるケーキ店です。

「めざまし8」が原宿にある人気ケーキ店を訪れると、原材料の値上げはケーキ店にとって深刻なダメージとなっていました。

株式会社コロンバン 小澤俊文社長:
(昨年と比べて)卵でいうと、1~2割(増)は上がってきているだろうと。小麦粉は7%(増)ぐらいだと思いますし、バター代で言うと34%ぐらい上がってくると…。

――クリスマスケーキへの影響は?
平均で言うと、8%(の値上げ)ですかね。
本当はもっと上げたいですけど、お客様の方を考えますと、なかなかフルに(価格に)転嫁することは難しいかなと思います。

株式会社コロンバン 小澤俊文社長:
ケーキ部門ははっきり言って“赤字”でございます。

(めざまし8 12月1日放送)