イスラエル軍は29日も、パレスチナ自治区ガザで地上部隊による作戦を拡大させている。
ガザ北部の病院の近くでは、イスラエル軍によるとみられる攻撃が相次いでいる。
イスラエル軍は29日、ガザ地区に地上部隊をさらに投入し、活動範囲を徐々に拡大していると発表。
ガザ地区北部の境界付近で、地下トンネルから現れたイスラム組織「ハマス」の戦闘員と交戦するも、「計画通りに進んでいる」としている。
越境作戦は27日から続いていて、現在、ガザ南部にいる「国境なき医師団」の白根麻衣子さんは、非常に危機的な状況だと訴えた。
国境なき医師団・白根麻衣子さん(ガザ南部に避難):
空爆だけじゃなく、ライフルの音も聞こえる。
避難しているところは、あと2日分しか食料がなく、そのあとは調達できないかもしれないといった、とても危機的な状況。
こうしたなか人道支援団体は、ガザ地区北部のアルクッズ病院付近で、イスラエル軍による攻撃が相次いでいるとSNSで明かした。
病院には1万4000もの人が避難しているとして、イスラエル当局を強く非難している。
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