アメリカのトランプ大統領がSNSで明らかにした、イスラエルとイランの停戦合意。しかし、イランが停戦に入るとされた時間の2時間前、イランによるミサイル攻撃があったということで、イスラエルの街では空襲警報が鳴っていたーー。

“停戦合意”もミサイル攻撃で4人死亡などの被害

トランプ大統領がSNSで明らかにした、イスラエルとイランの停戦合意。

日本時間の24日午後1時からイランが停戦に入り、その12時間後にイスラエルが停戦に入るとした。

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しかし、停戦に入るとされた時間の2時間前に、イランからのミサイル攻撃があったということで、イスラエルメディアはその攻撃によって4人が死亡するなどの被害が出たと報じている。

空襲警報で地下シェルターに避難する人々
空襲警報で地下シェルターに避難する人々

イスラエルで続く空襲警報。

攻撃の応酬が続くイスラエルとイランの争いについて、アメリカのトランプ大統領が24日朝、「停戦合意」とSNSに投稿した。

トランプ大統領の公式SNS:
イスラエルとイランの間で完全かつ全面的な停戦が合意された。
両国が現在進行中の最終任務を終了し次第、停戦が発効される。

イランの国営テレビが「停戦が始まった」と報じ、トランプ大統領も「停戦が発効した」とSNSで主張し、24日午後にイスラエルのネタニヤフ首相が「停戦に同意した」と発表した。

22日のアメリカ軍による核施設攻撃から始まった

急転直下の停戦合意…事態は急速に動いた。

22日にアメリカ軍によって核施設を攻撃されたイラン。

その報復として翌23日、カタールにあるアメリカ軍基地に向けミサイルを発射した。

イランは、この攻撃前にカタール経由でアメリカに事前通告し、トランプ政権も攻撃を把握していた形だった。

アメリカ国防当局者によると、この攻撃は迎撃が成功し、死傷者などの被害はなかったという。

こうした中でアメリカが明かした今回の停戦合意。

日本時間午後1時にまずイランが停戦し、その12時間後にイスラエルが停戦する予定だったが、イスラエルではイランの攻撃停止時間(日本時間24日午後1時)を過ぎても空襲警報が鳴っていて、多くの人が地下シェルターに避難していた。本当に停戦するのだろうかーー。
(「イット!」 6月24日放送)

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