夏から秋になり過ごしやすい季節となってきたが、動物たちに変化はあるのだろうか。愛媛県立とべ動物園では、早起きして行ってみたくなる、動物たちの朝しか見られないレアな活動「朝活」があるそうだ。

エサバトル!ダッシュするシマウマたち

まずは、さまざまな動物が一緒に暮らすサバンナエリア。ひんやりと過ごしやすい“朝”ならではの光景が見られた。

愛媛県立とべ動物園・飼育担当の大野綾菜キーパー
愛媛県立とべ動物園・飼育担当の大野綾菜キーパー
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飼育担当・大野綾菜キーパー:
朝はパドックに朝イチでエサをセットするので、エサを食べるのにほとんどの時間を使っています

強い動物がエサを食べて、弱い動物は追いやられてしまう。朝は、その動物同士の“上下関係”、強さというのが見えるという。

シマウマにえさ場を占領されるシロオリックス
シマウマにえさ場を占領されるシロオリックス

お腹がすいているのか、えさ場までダッシュするシマウマとシロオリックス。しかし、最初に食べ始めたシマウマが場所を占領。シロオリックスは周りから様子をうかがっていた…。

次に、キリンとエランド。一見、仲良さそうに食べているが…実はエランドがつまみ食い。このような光景も朝ならではかもしれない。

ポニーたちは元気にゴロゴロ砂浴び

続いて、ハゲコウ。日中はハゲコウしか上がれない台の上にのっていたり、他の動物が来られないところに逃げているなど、いつも隅にいるというが…。

日中は隅に逃げているハゲコウ
日中は隅に逃げているハゲコウ

収容後や朝早くにはパドック内を歩いていることもあるそうで、大野綾菜キーパーによると、これは珍しい光景で「見られたらラッキー」だという。

毎朝“頭絡”という馬具をつなぎ、トレーニングとして一緒にえさ場まで歩くというポニーの「チェス」。

キーパーと歩幅を合わせているというが、おなかがペコペコの朝は「早くご飯がほしいよ~」と活発的になるそうだ。

ゴロゴロ砂浴びをするポニー
ゴロゴロ砂浴びをするポニー

思いっきり背中を砂に着けてゴローンゴローンと“砂浴び”をするポニーもいる。

村上ひなのキーパーによれば、砂浴びをする理由は、簡単にいうと「体の掃除」。汚れやゴミが落ちるんだそう。ポニーのかわいらしい姿に注目だ。

まさに“川の字”

続いては、カリフォルニアアシカの朝の過ごし方。

川の字で寝ているアシカたち
川の字で寝ているアシカたち

オス1頭、メス2頭いるというカリフォルニアアシカ。高市敦広キーパーが朝一で確認すると…3頭でまさに“川の字”になって中の島で寝ているという。

高市敦広キーパー:
朝一で来園されたらもしかしたら3頭で仲良く寝ている姿をご覧いただけるかもしれない

動物たちの新たな一面が見られる朝の動物園。皆さんも早起きをして行ってみてはいかがだろうか。

(テレビ愛媛)

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テレビ愛媛
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