宮崎県内の地価は住宅地、商業地ともに下落する中、青島地区の地価が上昇。上昇率で見ると、住宅地(青島1丁目)は5.1%、商業地(青島2丁目)は3.1%上がっている。その理由は、「再開発」。2022年、2023年と新しい施設が次々とオープンし、再び活気づいている。

美しい施設が次々と!「街が変わった」

再開発が進む宮崎市青島エリア。

2022年4月には青島ビーチビレッジ、11月には新しい形態の宿泊施設「NOT A HOTEL AOSHIMA」、そして2023年4月には結婚式場「アマンダンブルー青島」がオープンした。

この記事の画像(5枚)

結婚式場「アマンダンブルー青島」を見る

付近にある「おみやげ すずや」の鈴木伸子店主も「人が多くなってにぎわいをすごく感じ、街が変わったねとよく言われる」と青島の変化を感じていた。

いったい、なぜ青島への注目が高まっているのだろうか?

新しい街のイメージで移住者も

不動産鑑定士の黒木勇人さんは、青島で地価が上昇した要因について、“コロナ禍における国内旅行・国内観光に目を向ける人たちの増加”や“宮崎空港からのアクセスの良さ”、“自然を生かしたいくつかの観光名所”をあげている。「やれば伸びる魅力、余地があると見られたのではないか」と話す。

黒木総合鑑定 黒木勇人代表
黒木総合鑑定 黒木勇人代表

また、黒木さんによると、住宅地は県外からの移住者の需要が高いという。新しく区画整理されて年数が経っていないところになるので、建物も新しいものが多く、雰囲気的にも“新しい街というイメージがある”そうだ。

今後の地価の見通しについて、黒木さんは「県外の人たちが宮崎への目線をいつまで持ち続けてくれるのかというところに大きくかかってくる。それが途絶えないうちは、もうしばらくは上昇すると思う」と話す。

(テレビ宮崎)

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(5枚)
テレビ宮崎
テレビ宮崎

宮崎の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。